2021-01-01から1年間の記事一覧
ある時、主人が「こんなのがあるよ」と言って見せてくれました。 それは「世界遺産東寺の早朝特別拝観」でした。 https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=4003 開門前の静寂に包まれた早朝の東寺の境内を案内付きで拝観できる、というものでした…
昨年2020年の5月に友人と籠神社、眞名井神社に行きました。 過去の記事にも書いていますが、 https://yulilove.hatenablog.com/entry/2020/05/23/115532 https://yulilove.hatenablog.com/entry/2020/06/03/073251 振り返って書きます。 (関連があるのです…
玄奘三蔵の生涯を調べ、その物語を元に動画を作って行きました。 「玄奘の最期」で動画を終わらせるつもりでした。 「最期」の動画を作った時、玄奘さんが「般若心経」を漢語訳した経緯(いきさつ)について書いてある記述を見つけました。 唐の皇帝、太宗が…
前回まで「一切経の歴史」シリーズで寶蔵院さん関連のことを書いてきました。 今回はその近くのお話を書きます。 私は空海さんの動画を描き出してから、宇治の黄檗にある図書館をひんぱんに利用するようになりました。仏教に関する書物を借りるためです。 空…
京都宇治、黄檗の寶蔵院では「鉄眼プロジェクト」というものが行なわれています。 寶蔵院ウェブサイトの「鉄眼プロジェクト」のページ https://www.hozoin.net/%E9%89%84%E7%9C%BC%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88 宝蔵院内の鉄眼版…
今年2021年の春、宇治の黄檗の寶蔵院と言うお寺で、一切経の版木印刷の「版木」が国宝級の宝であり、蔵におさめられてるのを見せて頂きました。 白衣観音と般若心経 それがすごかったので、帰りに白衣観音さんの仏絵(これも版画)を書いました。 私が玄奘さ…
寶蔵院で「白衣観音様」の仏画を購入する時 「よかったら、こちらもご一緒に」と言われてもう一枚の紙を見せられました。 それは「般若心経」の紙でした。 お坊さんの話のあらましは、こうでした。 寶蔵院さんの蔵にある、印刷の版木のうち、一番よく刷られ…
寶蔵院の一切経の版木がおさめられた蔵を見せて頂き、その蔵から出る時のことです。 数枚の黄色い紙で、仏画の版画が置いてあるのが見えました。 それは売り物としている、仏画版画の見本の紙でした。 白衣観音様 私の目に飛び込んできたのは「白衣観音様」…
宝蔵院はお経の一切経の蔵であり、印刷所でもあります。 300年前の一切合切の一切経を彫り込んだ(奈良の吉野の桜の木の版木だそうです)ものが物凄い規模で、置かれています。 当時、お経を手に入れるには、写経しかなかったんですね。印刷やコピーなんてな…
ある日、宇治のお友達がSNSで 「昔、お経の木版印刷をしていた頃の、木版の蔵」のお寺に行ってきました、 と記事を投稿していたのを見て、びっくりしました。 写真にはお経を彫り込んである古い木版がいっぱいある様子が写っていました。 宇治の黄檗には「黄…
いつから行っていないのかわからない程ですが、 大阪市の中央図書館に行き、久しぶりに閲覧室を見ました。 探しているのは「玄奘三蔵法師」が 天山山脈を越えについて描こうとして資料が殆どありません。 閲覧室で代わりにこんな本をみつけました。 「般若心…
いつから行っていないのかわからない程ですが、 大阪市の中央図書館に行き、久しぶりに閲覧室を見ました。 探しているのは「玄奘三蔵法師」が 天山山脈を越えについて描こうとして資料が殆どありません。 閲覧室で代わりにこんな本をみつけました。 「般若心…
「鑑真和上と戒律のあゆみ展」の会場に入ってすぐに見た展示品が 「法顕伝」だったので驚きました。 私は三蔵法師、玄奘について調べているうちに、玄奘さんは法顕さんが書き残した「法顕伝」を読んでいるらしい、ということを知りました。 それで「法顕さん…
前記事では鑑真さんは凄い人、ということを書きました。 その鑑真和上の座像が京都の国立博物館にきている、ということです。 京都国立博物館 GWになる寸前の4月の最終週に見に行こうかなと思っていたら、なんと、緊急事態宣言で、 「博物館美術館も4月25…
ある日主人が電車のつり広告で、京都府国立博物館で「鑑真和上と戒律のあゆみ」展のポスターをみかけ、その写真を私に送ってきました。 弘法大師空海シリーズの漫画動画を描いていて発表していた時、私は 「空海さんの逆バージョンで、唐のお坊さんが日本に…
薬師寺で買って帰ってきた本『玄奘三蔵と薬師寺』に、現存する最古の『大唐西域記』が京都の興聖寺にある、と書いてあるのを見つけた時は驚きました。 驚きながら、『最古の大唐西域記』の写真をじっと眺めていると、ページを開いている右側のページがふわっ…
平山郁夫さんの壁画を見た後、閉館の時刻が迫っていたので、急いで薬師寺の入口付近にあった、お土産物を売っているところへ戻りました。 物販の物は布をかけて「今日の営業はおしまい」になっていました。 私は係の方に「この棚の左端の本がほしいんですけ…
薬師寺の「玄奘三蔵院伽藍」のなかに、平山郁夫さんが描いた、西域の壁画がある、というので、見ました。 玄奘三蔵さんのいらっしゃる「伽藍」のすぐ横です。 今まで写真で何度も見たことがある、おなじみの平山郁夫さんの日本画の壁画ですが、そこの壁画は…
薬師寺に到着したのが遅かったものだから、大講堂を見終わった時には4時半になっていました。 「いちばん見たいと思っている『玄奘三蔵院伽藍』の所にいかなくっては!」 と思い、行き方を教えて貰いました。 (薬師寺の境内マップ https://yakushiji.or.jp/…
金堂と大講堂を見た後、 元きたところへ戻って外へ出ようとしたら、案内の方から、 「講堂内をぐるりと周り、弥勒三尊がいらっしゃる所の後ろを通って、外へ行く」順路の指示がありました。 弥勒如来の後ろ側には「釈迦10大弟子」の像が並び、その真ん中に …
薬師寺の金堂からすぐ大講堂に入りました。 中には「弥勒三尊像」がありました。 パンフレットの写真より 中央におられるのは「弥勒菩薩」ならぬ「弥勒如来」。 (「弥勒菩薩」はよく聞きますが「弥勒如来」は初めてです! また「如来」というのは「菩薩より…
薬師寺の西塔に行ったあと、金堂に行きました。 金堂は二つの塔にはさまれるようにしてあります。 中に入ると、薬師如来がいらっしゃいました。大きくて迫力があります。 左右には日光、月光の両菩薩が脇仏としておいででした。 「あぁ、これは京都の東寺の…
玄奘三蔵法師の頂骨が奈良の薬師寺の中の「玄奘三蔵院の伽藍」に分骨されていると知ったのが今年2021年の2月5日のことでした。 後から、その2月5日は玄奘三蔵の命日だった、と聞きました。 「シンクロ・・・呼ばれている」と思いました。 「薬師寺の玄奘三…
三蔵法師玄奘の動画を描くと決めた頃から、図書館で関連文書を片っぱしから借りる日々となりました。 宇治市の図書館で「平山郁夫と玄奘三蔵法師ものがたり」という本を借りました。 本「平山郁夫と玄奘三蔵法師ものがたり」 その本を読んで、ものすごくびっ…
第四部18話 諦めなかった玄奘(大唐西域記3) 現在の「般若心経」に訳した玄奘三蔵 前話からの続きです。 その前日の夜に「三蔵法師、玄奘の旅路」を見ていた、と言うことと その日の昼間、図書館で「大唐西域記」の本を借りたばかりで、 その本を持って、…
一番目の玄奘の動画のなかの一コマ(砂漠も玄奘も描きました) 私は図書館で玄奘著の本「大唐西域記」を借りて、そのまま主人の実家に行きました。 義母さんの手料理をいただいた後、いきなり義父さんが言いました。 「NHK特集『シルクロード』、録画してあ…
意外にどんくさい? 2020年(令和2年)の年末のある夜、 主人から「某プライムで観たい映画が観られるから見たら」 と言われました。 「そんな観たい映画ってあるようでないんじゃないかなぁ」 と思いながら某プライムのサイトを開いてみると 「三蔵法師・玄…
翌朝も「人の幸せを祈る」気持ちがそのままキープしていて、朝の読経の時、自分の身近な人や知人のために「何かいいことがこの人に起こりますように」と願うと、そう願うだけで実際になにかが起こった訳でもないのに、とても嬉しくなってうきうきしました。 …
勝道上人のことをyoutubeの「空海のことば(教え)」シリーズの動画にしようと思い、絵を描いていたある日の夜のことです。 勝道上人が未登頂の難関の山・二荒山に挑み、崖をよじのぼるということを書いている文章が出てきました。 それで大きな岩がそびえた…
私はYouTubeで空海さんの動画を作るために空海さんの名言集の本「空海『性霊集(しょうりゅう)』抄」 https://amzn.to/3fCpIrg(←アマゾンに飛びます) (加藤精一・訳 角川ソフィア文庫)という本を書いました。 その本の「はじめに」の、現代語訳をされた…