第四部17話 空海の次は玄奘三蔵か!?(大唐西域記2)
私は図書館で玄奘著の本「大唐西域記」を借りて、そのまま主人の実家に行きました。
義母さんの手料理をいただいた後、いきなり義父さんが言いました。
「えええええ?」
「玄奘法師、の回、録画したよ」
私の頭の中のスクリーンには、タクラマカン砂漠が広がり、そこに石坂浩二さんの声が響き、「NHK特集 シルクロード」の文字が浮かびました。
「え、もしかして石坂浩二さんのナレーションで、喜多郎さんのオカリナの音楽で、ですか?」
「そう。」
「えええ、それ、昔NHKで放送してた時、めちゃハマっていて、TVの前にかじり付いて見ていました。」
と応答しましたが、
実は、お父さんには何も言っていないのです。
その前日の夜に某プライムで映画「三蔵法師、玄奘の旅路」を見ていた、と言うことと
その日の昼間、図書館で「大唐西域記」の本を借りたばかりで、
その本を持って、実家のお家まできている、と言うこと、
話題にもしていないし、知らないはず。
お父さんは知らないのに、主人と私に
と言ったのです。
そのシンクロさ!
あまりのシンクロに驚愕して、主人と二人で唖然としていました。
二人で「シルクロード」の録画した番組を見ながら
これは、もしかしていつもの
『世界平和シリーズ』につきものの
「シンクロすぎるにも程がある!」
の世界か!?
と言うことか!?
と思いました。
続く