第四部18話 諦めなかった玄奘(大唐西域記3)
前話からの続きです。
その前日の夜に「三蔵法師、玄奘の旅路」を見ていた、と言うことと
その日の昼間、図書館で「大唐西域記」の本を借りたばかりで、
その本を持って、実家のお家まできている、と言うこと、
話題にもしていないし、お義父さんは知らないはずなのです。
お義父さんは知らないのに、主人と私に
「NHK特集 シルクロード、玄奘三蔵の回、録画してあるよ、見る?」
と言ったのです。
だから「空海のあとは玄奘三蔵?」というメッセージだと思いました。
実はその時、
勝道上人の漫画動画の作成で吹き込みをしていた頃でした。
参照→ブログ 第四部13話 勝道上人という人(幸せを祈る1)
https://yulilove.hatenablog.com/entry/2021/05/22/174022
参照→【漫画】空海の教え(言葉)⑥勝道上人〜あきらめずにやり抜いた人https://youtu.be/yui12CqFkdI
漫画動画のタイトルにつけたように、
「勝道上人は諦めなかった人、すごい。」と思っていました。
しかし、勝道上人よりさらに上を行く人物がいたことに
気が付きました。
それが「玄奘三蔵法師」でした。
この人こそが、諦めなかった人、ではないのか!
17年の年月をかけて
・天竺(インド)を旅し、勉強し、釈迦の遺跡を周り、
・膨大な量の経典を持ち帰り、
・しかも持ち帰った経典の翻訳に取り掛かった、
というのですから、それはすごいです。
頭脳明晰記憶力抜群さ、と、もはや普通の人が収まっていられるような器ではない。
器が巨海、巨空、巨宇宙のレベルなので、
「これくらいにしとけや」と自分で自分を誤魔化して官吏(国家公務員)や、国家公務員レベルの僧侶にとどめておくことができない、
と言うことがすごくわかりました。
だから玄奘さんは砂漠と雪山を越えて天竺に行くしかなかったんやなー。
と理解できました。
それを漫画動画に描くって、できるんだろうかー?
日本にいながら、海外のことをそんなに知らないのに・・・。
しかし、今時はネットと図書館を駆使して、できるだけ調べることはできます。
やれる限りはやってみようと思いました。
続く