Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第四部16話「意外にどんくさい?」(大唐西域記1)

f:id:yulilove:20210612151002j:plain

意外にどんくさい?


2020年(令和2年)の年末のある夜、

主人から「某プライムで観たい映画が観られるから見たら」

と言われました。

「そんな観たい映画ってあるようでないんじゃないかなぁ」

と思いながら某プライムのサイトを開いてみると

 

三蔵法師玄奘の旅路」という映画がありました。

https://amzn.to/35aPpu8 ←(リンク貼りつけています)

 

大きな掌の上に三蔵法師玄奘が載っている写真でした。

 

それを見て思いました。

 

あれ?「西遊記」の最後の方で、孫悟空

「仏様だろうが、何だろうが、どうだって言うんだい。」

と慢心して、いつも乗っている雲(きんとんうん)で

思いっきり地の果てまで飛んで行っても

仏様の手の内だった、と言うお話があります。

 

それを思い出しました。

 

西遊記は御伽噺であることは知っていました。

 

元々は玄奘が経典を取りに中国から天竺まで実際に旅行に行き、

帰ってきてから唐の皇帝に

西域の国のレポートと旅の紀行文を併せ持った

大唐西域記」と言う文章を書いた、と言うことは知っていました。

 

映画を見ると、なかなかすごいな、と思いました。

砂漠で水を飲もうとして、水の入った容器を落としてしまい、

真っ青になる場面がありました。

 

 

西遊記」の夏目雅子さんのイメージを引きずっている私は、

玄奘って、こんな人なの?」(どんくさい・・・失礼)

と思いました。

 

その後、調べてみると、それは実際に

玄奘三蔵法師は天竺への求法の旅の途中、

砂漠で「不幸な事故」があり、

窮地に陥られたそうです。

(漫画動画 三蔵法師玄奘物語16『砂漠の砂嵐』
https://youtu.be/T0HcXRuxRjg 参照)

 

「うわぁ、それは大変だ」と思いました。

 

玄奘さんはなんとか無事に乗り切られたのですが。

(漫画動画 三蔵法師玄奘物語17『般若心経と奇跡(大砂漠を越える)』

youtu.be

「私だったら、そこで死んでしまうかもしれへんな、
精神も体力ももつかな?」

と思いました。

 

主人は言いました。

「興味があるなら、調べてみる?

 空海さんの漫画動画の番外編みたいな感じで描いてみる?」

 

私は答えました。「まずは調べてみる」

 

図書館に大唐西域記の本を予約しました。

 

映画は二回に分けて見ました。

最後まで観た時、図書館から「本が用意できました」とメール連絡が来ました。

私は翌日借りに行きました。

 

図書館で借りた「大唐西域記」の本は、ものすごい細かい文字で、びっしりと印刷されていて、しかも旧漢字ばかり。古くて難しい言い回しで、よくわかりませんでした。

 

「うわぁ、これは難しいのを借りちゃったなぁ」と思いました。

 

図書館で借りたその足のまま、主人の実家に向かいました。

その日は夕食を主人の実家でいただくことになっていました。


続く