第三部068話 仏教の力(日本人の知らない恩4)
スリランカのジャヤワルダナ大統領の演説を読んで感じたのは、
大統領の見地の広さと温かさです。とても感動しました。
(↑この本に関心のある方はこちらをクリック
本のタイトルにあるように、ジャヤワルダナ大統領は「敗戦後の日本を慈悲と勇気で支えた人」その通りだ、と思いました。
日本に空爆を受けたにも関わらず、賠償請求権を放棄し、日本が自由な独立国であるように、と訴えたのです。
空襲にあわされた相手に、賠償請求しない、だなんて、すごい心が広いです。
これが「慈悲と勇気」なんですね。
心打たれました。
そして、アジア諸国と日本は同じ「仏教」で繋がっていることを改めて感じさせられました。慈悲が仏の教えですね。
私個人のことですが、
この2020年は、私にとって「仏教の一年」だったのではないか、と感じています。
お正月明けてすぐに友人と浜松と名古屋に旅行に行き、その時、お釈迦様の本物のお骨が納められている、という日泰寺にお参りすることができました。
その時の記事はこちら→https://yulilove.hatenablog.com/entry/2020/03/25/104425
その時、なんとも言えない、軽やかで囚われのない「気」、子供のように純粋で汚れのない清らかさを感じ、心打たれました。
その時の記事はこちら→https://yulilove.hatenablog.com/entry/2020/03/29/222641
お正月からお釈迦様の気を感知してしまうと、この一年はどんな一年になるの!?と思いました。
iPadを購入したことから、絵をたくさん描いていくうちに、「弘法大師空海シリーズ」をアップしていくことになりました。
(「弘法大師空海シリーズ」の動画の第一回目←クリック)
動画を作成するために、空海や最澄、密教、仏教、日本史について、どれほど勉強したことか。
勉強していくと、今の日本があるのは、空海や最澄といった、優れた仏教の師が過去におられるから、ということもあるのですが、それより大事なことがわかりました。
それはインド伝来の仏教が中国や朝鮮半島に伝わり、それが遣唐使、遣隋使によって、日本に伝えられたことが大きい、ということです。
インドから中国、日本へと、仏教は一回でなく何度となく伝来していきました。
インド、中国の寺院や僧侶などが、経典を出し惜しみしなかったこと、素晴らしいなと思います。
そして、日本に伝えられてからも、代々写経されて、今日まで伝えられてきていることを思うと、その一番初めのお釈迦様・ブッダは素晴らしかったなと思います。
命をかけて、先人たちが凌ぎをかけて、洗練してきた仏教の教えが、日本にどんどん伝わってきて、荒ぶれた日本人の心を磨き上げてきたのではないでしょうか。
もし、日本に仏教が伝来していなかったら?
今の日本はなかっただろうと思います。
また、そのサンフランシスコでの講和会議で、ジャヤワルダナ大統領がこのような世界平和の精神で演説をされたこと、私は知りませんでした。学校の歴史の授業でも習わなかったと思います。
ものすごい恩を受けておきながら、文字通り「恩知らず」でした。
申し訳ありません。
私は謝ります。
(ジャヤワルダナ大統領のことを知るきっかけとなった、
スリランカ料理のお店は
こちら→https://www.instagram.com/rasapirirestaurantbar/?hl=ja
ラサピリ(宇治市))
続く