Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第三部069話 弘法大師空海の地盤(おじば)?(空海の恩返し1)

「日本人の知らない恩」が終わって、

続きがまた「恩」なのですが。

 

これは私達が知らない、空海さんが恩返しをした話です。

(ユーチューブではこちらhttps://youtu.be/Sih0-JABFVU
で見られます)

その昔、空海さんが遣唐使の一員として
唐に渡って密教を勉強にしに行かれた、という

事はおぼろげながら知っている方も多いと思います。

唐に渡って、唐の人と話をしたり色々な交渉をする時に
空海さんが唐の方々に感心されたのは、

1、唐のことばが堪能だということ(語学力)
2、文章がとても美しいこと(文章作成能力)

3、詩(漢詩)が美しいこと

4、歴史などよく分っていること(記憶力)

5、人の気持ち心がよくわかること(感受性、共感性)

などです。

 

その中で、人と交渉していく時に一番力を発揮したのは

空海さんの文章力でした。

 

へりくだり、相手をもちあげながらも、
自分の境遇状態をきちんと説明し、これこれをしてください、
というお願いをして、要求をする。

そして、気持ちよく要求をうけいれてもらっていたようです。

その交渉力は、空海さんの持ち前の才能だと思いますが、

空海さんが大学を受験するまえにしっかりと文章の基本を

叔父の阿刀大足から教わったことが、空海さんの人生の

基本的な運の良さにつながったと思います。

 

また帰国してから、空海さんが大宰府に二年留め置かれ、

そこから和泉国槇尾山にとどまりました。

 

その時「伊予親王の変」がおこりました。

その動乱の中で空海のおじ大足は槇尾山にいる空海

ところまで逃げてきました。

 

それから大足は亡くなるまで

空海さんの執事のような役割を担い、

ひっそりと空海さんの身辺におられました。

 

大足をはじめとして、半僧半俗でありながら、
阿刀家は東寺の執行家として

平安時代から明治時代まで代々世襲制として

受け継がれました。

 

ちなみに阿刀家は空海の母方実家です。

 

空海さんは恩人である叔父大足を大事にした

ということと

母方のご実家阿刀家を大事にしたこと

ということを思いました。

 

その阿刀家について調べていると、

その阿刀家の屋敷跡の祭壇のあった場所に

神社とお不動さんがあるということを知りました。

 

そしてそのお不動さんは「波切不動明王」であり、

唐から帰ってくる船が、嵐に巻き込まれて、

大変だった時、空海さんがこの「波切不動明王」に

一心に祈られていたことから

 

このお不動さんにお参りしなければ、

東寺や高野山四国八十八ヶ所へお参りしても

御利益はありませんよ、というような所

なのだ、と書いてあるサイトがありました。

 

私はそれを知って、二三日のうちに、

その神社とお不動さんを訪ねました。

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東寺の近くの石上神社の境内の波切不動



それがえぇっと驚くお不動さんでした。

 

続く