Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

世界平和第二部077話秀吉3 影の役割を引き受けた秀吉

豊国神社の前に来た時

「うーん、神社っぽくない!

お寺っぽい。

 煩悩とか憤怒の相とかの方が 似合うんやないかー」

と思いました。

 

鳥居の前で一礼してくぐる時、カラスがカーと鳴きました。

 

本殿の拝殿に来たら向こうの方に

秀吉さんの魂みたいなのを感じて

 

あそこにいてはる、と思いました。

 

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豊国神社

そしたら向こうの所から

ワァワァワァと言うて、私の前まで来て

 

「あんた、

あんたが初めて、

わての気持ち、

わかってくれた人や」

って言うんです。

 

伝わってきた事を書きます。

 

秀吉さんは、自分のやったことの

何一つ評価されなかった、と感じています。

 

日本の天下を取った人でありながら

その家来からもバカにされてきたと

感じています。

 

見返してやろう、

バカにするなよ、と

思って

俺が天下を取ったんだぞ!と

思うのですが

 

やったこと、

何一つ、よくやった、と

言われないのです。

 

死んでからもクソミソに言われます。

 

「『あんた、何するねん、

何てことさすねん!』て言われるんや。」

って言うてます。

 

その心の侘しさは伝わりました。

 

 

お参りしてわかったことがあります。

 

豊臣秀吉さんは、戦国時代の終わり近くに

日本をおさめた人であり

一時は「太閤秀吉」と呼ばれました。

それは「太陽」といってもいい地位です。

 

天下を取った地位につきながら

その実情は

陰の役割だったのです。

 

黄金の茶室まで作りながら

千利休のわびさびを引き立たせた人です。

 

朝鮮まで兵を出させる力をもちながら、

その後の徳川政権で

徳川もイヤやけど、

朝鮮まで兵を出させる秀吉よりまし、や、と

日本中の武将に思わせた人です。

徳川幕府が日本を統一するのに、役立つような陰の役割を引き受けました。

 

陽の地位につきながらなぜか陰の役割を

引き受けた人

日蝕のような印象があります。

 

秀吉は色々なことをやったけど

思ったような効果が出なくて

全部裏目に出てしまいました。

自分ではない

まわりの誰かに光が当たるような

役回りになってしまいました。

 

秀吉はいわば・・・・

日本の歴史になくてはならなかった人

 

日本の歴史の礎のひとつになった人

 

キリスト教をはじめは認めていて、後にキリスト教を廃止させ、日本は鎖国すると決めた人。

 

下層地位の人間でありながら

日本の頂点まで上がった人

 

と言う風に、見て行くと秀吉という人は

「この日本という国の大きなターニングポイントをいくつも担っているなぁ」

と気づかされました。

 

すごい人だ…。

 

 

だけれども、私は秀吉に言いたい。

 

 

そやかて、あんた、やりすぎやで

鴨川(三条木屋町)の河原で

あんたなー、自分の甥っことその一族を処刑したやろ。

自分の手で殺さず、部下に殺させる。

甥っこに切腹を命じて殺させたやろ。

 

人の命をなんだと思ってる!

なんとも思ってないんやなー。

自分さえよければいいのか。

ひとのことどーでもええのか。

 

自分の息子が生まれたのがそんなに嬉しいか。

その息子も無事に大きくなるかどうか、わからないのに。

 

 

秀吉はそんな命を大切にしないような戦国時代を生きた、という事なのか…。

それとも

秀吉の人生がそういう人生だった、という事なのかな…。

 

そこまで考えた時、ふと瑞泉寺に行って

秀次側のことを見てこようか、と思いました。

 

しばらくたって瑞泉寺に行く事にしました。

続く