世界平和第二部31話(三輪山1)大神神社に長すねさん?
竈山神社の雄叫び祭から1週間くらいたったある夜
Mさんからこんなメッセージが来ました。
長すねさんをお祀りしてる、ってご存じでした?」
「ええええええ!? なんですってぇ?」
私は驚きのあまり絶句しているとMさんから続報がきました。
「どうも隠して祀られているみたいです。
ヤマタノオロチは長すねさんのことだ、とも・・・。」
「えええ!? ヤマタノオロチは長すねさんのこと?」
とびっくりしました。
「Mさん、あのー
古事記に出てくる『ヤマタノオロチ(八岐大蛇)』のことですか?
スサノオが出雲の国で、確か
八つ頭の大蛇、ヤマタノオロチに酒を飲ませて退治し、
櫛稲田姫(クシイナダヒメ)を救って、娶る(めとる)、
冒険物語ですよね~。」
と私は言いました。
Mさんの話は続きました。
「はい、そうだと思います。
今日、古事記に詳しい知人が色々話してくれました。
その話では、
『ヤマタノオロチを倒して日本を平和にした』
という神話なのよね?
だから、『神話の強力な敵=長すねさん』なんだって。」
私はMさんの途方もない話に圧倒されながら
聞いていました。
もし、それが本当なら、石切神社もひょっとしたら、
長すねさんが隠れた祭神のようですから。
(というのは、ある一説にすぎませんが。私はそうだと思っています)
(『世界平和とシンクロニシティの不思議』中巻を参照)
「長すねさん、大変でしたね」と、大神神社の拝殿に
話しかけに行かないといけない・・・のかもしれない。
(実際には、そういうこともないのですが、私の気持ちとしては、
そばに行って一声話しかけてあげたい気持ちがするのです。
石切神社にもそういう感じがして引き寄せられました。)
でも、それが本当か、確かめることが先決だ!
すると、思ったより沢山関連記事が出ました。
見ているとその話の出典先はどうやら
梅原猛さんの本『神々の流竄(るざん)』のようです。
「Mさん、梅原猛さんの本が出元のようだから、
読むことにします。どうもありがとう」
と言って即座にネット注文して、その夜は眠りました。
数日して届いた本は、物凄く分厚い本でした。
うぅーん、こんな分厚い本だとは思わなかった!
読めるのか、私?
それにこの本のタイトル、『神々の流竄』
「流竄」、初めて見た言葉です。
流竄とは島流し、流刑のことです。
それじゃあ『神々の流竄』というタイトルは、
まるで神様も島流しにされるみたいじゃないですかー?
一体どういうことなんだろう?
そう思いながら表紙をめくり、一番はじめのページを見ました。
そうすると、1ページ目から、いまだかつてないほど、膨大な情報量で
目がくらくらしました。
それで、中を読む前にまず、自分の頭を整理しようと思いました。
(現実逃避? (笑))
それで大神神社について知っていることと
思い出したことを書き出してみました。
メモ(思い出し書き)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・蛇の神様のようです。拝殿に卵がよく供えられている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
確かに大神神社は、何年か前まではしょっちゅう
主人と一緒にお参りしていました。
けれども、その頃は、
祭られている神様のことを調べるということは
全くありませんでした。
(それほど神様に関心もっていなかったです)
なんとなく「山がご神体よねー」
って思っていただけでした。
それから、もう一つ思い出したことがあります。
それは、ある時を境に、ぴたっと行かなくなりました。
何故行かなくなったのか、それは主人も私も知りません。
「なんとなく」です。
それで、
「大神神社に久しぶりに行ってみようか」と思い
主人にお休みの日を尋ねました。
Mさんからびっくりするお話を聞いてから2週間後の日でした。
それでその日に行くことにして、それまでに
できるだけ調べ、本も読んでおこうと思いました。
続く