第五部 27話 悪い事やってた!(インドな話12)
当日、葉読みの先生との連絡係をしてくださっているFさんとZOOMでつながり、画面の向こうで葉読みの先生の声がして、続けて通訳の方の声がした。
「続けてあなたの13章を開いていきます。
全ての人類の罪を解消して良い人生を与えてくれるアガスティアはこの娘さんの前世のカルマ解消の方法を教えます。」
おぉ、きたきた! 待っていましたよ。
「ゆり、これは本人の名前であります。
■■■、これはあなたの父親の名前です。
■■■、これはあなたの母親の名前です。」
うんうん、その通り。
「あなたの人生に影響を与えている、前世の人生をお知らせします。」
はいはい、それから?
「あなたは中国で生まれました。
男の子として生まれて楽しい人生を送ることができました。
あなたは皆から認められる誇り高い人生をおくることができました。
あなたは良い、魅力的な奥さんを人生のパートナーとしておくることができました。
あなたは三人の子供を持つことができました。
奥さんと三人のこどもとあなたは良い生活を送ることができました。」
ふむふむ、ここまでは良かった。
悪い事もでてこなかった。
要はこのあとだな!
「あなたの住んでいる地域の王様と、隣の国の王様の間に戦争が勃発しました。」
(おぉ! 戦争が・・・!)
「あなたの住んでいる地域では多くのひとが命を奪われることとなりました。」
(あぁ、戦死者が大勢!)
「戦争が終わって、人々が平和な日常の生活を送った時、
戦争で多くの子どもたちが、両親を戦争で亡くしました。
あなたは戦争孤児の面倒を見る責任ある立場にあなたはいました。」
(おぉ!)
「あなたは政府にお金をもらいながら、その仕事をしました。
あなたは多くの子どもたちの面倒を見る施設を作って、政府にお金をもらって、それを経営した。
その時物質主義的利己的な考えに変わってしまって、政府のお金を、子供達に与えないで、自分と周りをだましながら、自分のために使った。」
(ダメじゃーん、そんな事しちゃあああ)
続く