第三部063話 宇治川沿いの掃除(宇治の清掃奉仕1)
友人Sさんからお掃除の会のお誘いがきました。
それは月に一回(大抵土曜か日曜の朝)、Sさんを中心に有志が集まって、宇治の町のお掃除をいっしょにする、というものです。
その時のお誘いは確か三回目。私は一回目から参加していました。
Sさんのよびかけに、遠隔地の方は、それぞれのご自分の地の周辺のお掃除をする、という風な形で参加されたりもしているそうです。
お掃除奉仕の会は「感謝クリーンDay」という名前です。
Sさんはその会を開く前から自主的にいつも通る道に落ちているタバコの吸い殻や空き缶などのゴミを拾っておられたそうです。
Sさんは一人で掃除をしているときりがなくおわらないので、誰かと一緒に時間を決めてやろう、と思われたこと、
それからミネハハさんの「ありがとう地球」という歌を聴いて「あぁ、地球に恩返ししてないな」と思ったことも「感謝クリーンDay」を始めるきっかけになったそうです。
今回は、そろそろ秋で観光シーズンなので、宇治川沿いの道をお掃除しておくといいかなぁという風に、コースが決まったような感じです。
京阪宇治駅前で集合したら今回はご高齢の参加者の方が加わって、なんと6名。
いちばん高齢な方は93歳の年齢だったと思います。
なんでも、この方はSさんとお会いした時は杖をついておられたそうです。
ところがヨガで元気を取り戻し、今は杖なしで歩いておられます。
宇治川の東側沿いに歩いて行き、宇治神社の前まできたら朝霧橋を渡り、宇治市の鵜の小屋の前を通って、また宇治川の西側沿いの道を辿って、宇治橋まで戻るコースでした。
このコースは観光客の方のためのお店もあるため、お掃除がわりといきとどいていました。
清掃のリーダーSさんからごみの落ちている箇所というのを教えて貰いました。
1、商品を巻いているプラスティックのフィルムは、捨てられていると
遠めでもそこだけ「きらっ」と光っているのでみつけやすいこと
2、喫煙者がタバコを吸いながら、ここで一服したくなる、
というような場所に落ちているということ
3、ゴミを捨てる人は、ごみを捨てる時、
ゴミをわからないように隠したいので
無意識に隠すのに良い「茂みや水際」に寄ってくる習性があるそうです。
2と3のことから
ベンチの下や裏側にゴミが落ちている可能性は高いということ。
道端であれば、排水溝のまわりにゴミが落ちているということ。
でした。
確かに某アニメで話題になった「久美子ベンチ」と呼ばれるベンチのあたりにもゴミが落ちていました。
Sさんの呼びかけに応じてお掃除に参加し出し、気づいたことがあります。
続く