Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第三部053話 思い通りは思い込み(古墳4)

これは52号の「思い通りでない」についてもう少し詳しく書いたものです。
・・・・・

私は大山守命の古墳の前に一人で立ちました。

 

そして古墳の主?である、大山守命にむかって問いかけました。

 

「大山守命さん、あなたは

『思い通りではない人生』を

送られたのではないでしょうか?

それでお辛かったのでは?」

 

その時思ってもみない声が返ってきました。

 

「『これは自分の思い通りではない!』

といきりたち、悲しみながら生きる。

もがいて、兵をあげようとする。」

 

私がうんうん、とうなずくと、

「声」は続きました。

 

兵をあげたところで失敗して死んでしまった。

 

私はさらに、うんうん、とうなずきました。
声は続きました。

 

しかし、本当のところ、私は国を治めたり、

多くの人々の運命を動かすような器はなかったのだ。

山や川、森を守れ、というのは、非常に大事なことだ。

食べ物は山や川、森から摂取するのだから。

 

あぁ、そうか、うんうん、

と私はうなずきました。

 

しかし、私は

目先の欲や、兄弟の光の当たり方の差に
目が行ってしまい、
自分は思い通りではない、と腹をたててしまった。

 

あぁ、そうですか、うーむうむ、

そういう事もあるのかもしれませんね。

男性は人より上の位置にたって、人を治めるべし、
国をおさめるべし、というようなことを
幼い頃から言い聞かせられるし、

周りから期待されるものですね。

 

そうです。
こんな話を聞いてくれる人というのは

あまりいません。

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大山守命の古墳



あぁ、そうかもしれませんね。
観光に来る方はおられると思いますが。

心の対話はあまりないかもしれませんね。

・・・と、私は心の中で声に話しかけました。

 

「そうです。

そういうあなたは今までの人生で
『思い通りでなかった』と

いうことはなかったですか?

 

そう尋ねられた時、私は

難聴のことや

色々なことで

『思い通りではない! 悔しい』と思った事が

いくつもあったことを思い出しました。

 

いくつもの悔しさを感じました。

 

その時「声」は言いました。

 

あなたにとってもその

『思い通りではない』という思い、

悔しさは、思い込みだったかもしれませんよ。

本当はその状態があなたにとって

良かったのかもしれませんよ。

 

え、と思ったとたん、

頭のなかが「クリーニング」されるように
真っ白になりました。

 

気をつけてお帰り」という声がしました。

 

私はお辞儀をして、知人の車のところまで戻り、
そこから帰りました。

 

頭の中がいい意味で真っ白になった状態から、

徐々に日常に戻ったあとで考えました。

 

大山守命も亡くなられて、魂の状態になってから
「思い通りではない!」という思いが

「思い込みだった」と気づかれたのかもしれません。

 

思い通り、というのが思い込みの方向性があります。

 

思い通りでない現実、というのがあった時、
その現実は「本当の自分」から見たら
本当の自分の望んでいる状態だった

ということがあるのかもしれません。

大山守命の古墳に行ったあと、
ひがんだり拗ねたり、
私は人より貰いが少ない、と言う風に
ひがんだりすることが少なくなりました。

 

続く