Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第三部008話 淡島神社 密5

車の中でMさんは

淡島神社のことを話してくれました。

 

Mさんが最近読んでいる本によると、

「淡島(あわしま)」というのは

「国産み」の物語と関係があるのだそうです。

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赤ん坊の人形(pixabayより)



いざなぎ、いざなみのご夫婦の神様は、

日本列島やおのころ島などを産む前に

まず、

水蛭子(ヒルコ)という不具の子をお産みになり、

流してしまわれました。

 

その次に淡島(アワシマ)が生まれました。

けれども
それも不具の子であったらしく、

それも流されてしまいました。

 

ヒルアワシマは子供の数に入れられていないそうです。

 

私は、それは知りませんでした。

 

Mさんの話によると、

もしかしたらヒルは淡路島から海を流れて、

和歌山に到達したのではないか、ということです。

 

到達した所に淡島神社がある、ということなのではないか、

と言うお話しです。

 

実際、淡路島と和歌山の淡島神社の間に小さな島があるそうです。

 

淡島神社は海沿いにあり、

Mさんのお話がリアルに感じられました。

 

 

鳥居をくぐり、

参道の左側には海の幸を焼いているお店があり、

いい匂いがしました。

 

参道を右に曲がると思いもかけない情景が見えました。

 

拝殿に、溢れかえるほど沢山の雛人形が所狭しと

ギッシリ並べられています。

髪の毛が崩れている雛人形もありました。

 

これは異様な情景です。

 

その異様な雰囲気に足がすくみ、

それ以上一歩も前に進むことができませんでした。

 

Mさんは「ここは流し雛で有名な所で」と言いました。

 

いざなぎといざなみのご夫婦神が不具の子を流したのが、

ここに辿り着いたのかもしれませんが、

それでお雛様を流すのか・・・。

 

MさんとAさんに先に進んでお参りしてもらうように頼みました。

私はそこで待っている事にしました。

 

私は足が止まった所で、

手を合わせ、祝詞を唱えて、お祓いをさせて戴きました。

 

祝詞をあげ終わると同時にMさんとAさんが戻ってきました。



お参りが済んで、参道のお店で

三人で焼き貝を頂きました。

それから、Aさんの車に乗せてもらいました。

 

車の中で、ふと前昨日大阪の御霊神社に

お参りした時に見えたことを思い出しました。

 

そして

「あぁ、沢山の魂たちが昇天していったのは

この事だったのかもしれない」

と思いました。

 

それだけではありません。

今思い返しながら文章を書いていて

気づいたのですが、

 

大阪の御霊神社にお参りする前夜に

「たくさんの汚れた神様」から

涙を流さんばかりに

「お参りしてくださるのか、ありがたい」

と感謝されたのですが、

 

その「汚れた、もう何年も綺麗にされていない神様のような」

というのは、もしかしてこの雛人形のことかもしれない、

と思いました。

 

本来ならば高貴な身分いでたちのお人形が

埃をかぶり、髪が乱れて打ち捨てられる・・・。

 

夜に出てきた「汚れた神様のような沢山の方々の魂」

と、淡島神社の拝殿にお納めされている、山となった雛人形たち。

 

その雰囲気がとてもよく似ていたのです。

 

そして供養してさしあげ、昇天して行かれるのを

お見送りさせて戴きました。



ここでふりかえると
今回のキーワードは

 

「沢山の」「いっぱいの」ということ

 

それだけでなく

 

今のこの時期
「避けるべき『密』」と言われる

 

「密」も

奇遇なことに

三場面ありました。

 

「御霊神社、竈山神社、淡島神社」です。

 

一つめが、

大阪の御霊神社で

見えないエネルギーでしたが、

ぎっしりとつめこまれたようなエネルギーの解放。

 

二つ目が、

竈山神社の境内で、

建国記念の日の、お祭りで、

知らない団体の方々があそこでぎっしりと

つめこむだけつめこんで座って、

お祭りに参加した、ということ。

 

三つ目が、

淡島神社で、

ものすごい、雛人形の山。

 

今思い起こすと、たくさん、なだけではなく、

「密」だったなぁと思います。

 

奇遇なことに
三場面の密があったので、
「三密」とも近い気がしました。



思いもよらぬ類似性、シンクロニシティ
気づいて、ぶるっと寒気がしました。

 

それぞれの場面で、

私なりに供養してさしあげ、

昇天して行かれるのを

お見送りさせて戴きました。



その日から一週間後、

松尾大社の神社ツアーの日がやってきました。

続く