Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第三部006話竈山神社に向かう(密3)

大阪の御霊神社にお参りした翌日は

早起きをして、和歌山へ向かいました。

その日は「建国記念の日」でした。

 

建国記念の日というのは、

初代天皇神武天皇がまだイワレビコという名前で

大和地方の先住民の長髄彦(ながすねひこ)さんと戦っていた時に、

 

「私は天皇だ!」と名乗りあげて

初代天皇神武天皇として即位された日です。

 

そこから天皇制とこの日本の国が始まったという記念日です。

 

その戦いの途中で、本来ならば初代天皇になったかもしれない

長兄の五瀬命が亡くなり、

ごく僅かになった部下と一緒にイワレビコが戦った事

天皇として国を建てる、と決意したことは非常に大事なことです。

 

そして、建国記念の日には、

戦いの途中、負った傷が悪化して亡くなった五瀬命

祀られている和歌山の竈山神社にお参りに行く事にしています。

 

竈山神社には、いつものように、

竈山神社を紹介してくれた和歌山の友達Mさんと、Aさんの運転で、

三人でお参りに行きました。

(私にとっては三度目の建国記念の日、竈山さん参りでした。)

 

待ち合わせの和歌山市駅前でAさんの車に乗せて貰いました。

 

その時Mさんは私に言いました。

「実はね、ゆりさん。

今日は来る途中、工事中のところがあったので、

いつもとは違う道を案内して、Aさんに運転して貰ったのだけれども。」

 

うんうん、と頷いていると、Mさんは私に謝りました。

「ゆりさん、ごめんね。

『こっち行ってね、それからこう曲がってね』と

Aさんに指示しているうちに、ゆりさんを乗せるの忘れて、

そのまんま竈山さんに行ってしまう処やったん。

 

ゆりさんを置いてきぼりにする処やったん。ごめんね。」

 

それを聞いて、私は今回の竈山神社行きは、

なんとなく「竈山さんにお参りに行く感覚」が

いつもとは違うような気がしていたのを思い出しました。

 

「Mさん、いいよ。

うん、私もなんか微妙な感じがするんやなぁ。

竈山さんに行くのだし、

こうして早起きして来ているにもかかわらず、

何か、行かない訳でもないけど、

強い『行く』感がしないんだなぁ。

 

それが通じて、Mさんに伝わったんやないかなぁ。」

 

ここまで話した時にふと前日の大阪の御霊神社に

お参りした時の事を思い出しました。

 

「Mさん、普通竈山さんにお参りする前日に、

他の神社、それも知らん所にお参りするなんて事は、

普段しないのに。

竈山さん行きに集中するのにね。

なのに、今回は、昨日大阪の御霊神社にお参りしてきました。」

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大阪の御霊神社の白梅



そこで私は、

たまたま大阪に行く用事があって、

昼間にちょっと時間が空く、と思った時に

「大阪に御霊神社がある」ということを思い出したこと、

それから

「大阪の御霊神社」に行くと考えた時に、

物凄く沢山のぼろぼろの魂さん達が出てきたので

「行っていいですか?」と聞いたら涙を流さんばかりに喜んでいたこと、

などを話しました。

 

そこまで話した時、Aさんの車は

竈山神社の駐車場にさしかかりました。

 

そこで私達は初めて見る光景に愕きました。

なんと、駐車場が車がいっぱいでした。

 

なんとかして車を駐車することができましたが、

私達の車のあとにも、まだ車が並んでいて、

停められないほど自家用車があふれていました。

 

えぇ? いつも建国記念の日のお祭りがある時でも、

ガラガラに空いているのに、今年に限って

どうしてこんなにいっぱいなの? と思いました。

 

それは・・・続く