Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第三部007話 歌を歌って多賀神社へ 密4

竈山神社の神門の前は家族連れの人々で溢れていました。

 

拝殿の中は建国記念の日のお祭りに
参拝する人々が入ってきていました。

 

お祭りが始まる時には、私達のまわりの人々は皆

同じたすきをかけていました。

 

どうやら、
ある信仰の団体の方々のお祈りツアーで、

竈山神社を参拝されているらしかったです。

 

いつものように宮司さんによる
お祭りのご祈祷が始まりました。

 

ご祈祷の終わる頃、珍しく、

竈山神社の祭神である「五瀬命の歌」と「紀元節の歌」を

参列者全員で歌いました。

 

歌詞もメロディも知らないのですが、歌詞の紙が回ってきて、

私はMさんAさんと一緒に紙を見ながら歌いました。

 

こんなことは初めてです。

 

今まで何度も竈山神社にお参りさせてもらっていますが、

こんな風に多くの人に混じってのお祭り参拝は初めてだし、

歌を歌うだなんて、初めてだし、

しかも一番だけでなくきっちり四番まで歌うだなんて、

初めてのことでした。

 

これは私よりも頻繁に

竈山神社にお参りしているMさんにとっても

初めてのことだったそうです。

 



お参りが済んで、三人で昼食も頂いてから、

今日は多賀神社と淡島神社もお参りできたら

しようという話になりました。

 

多賀神社は、Mさんが昔、

お世話になり助けてもらった、

という神社だそうです。

 

和歌山城の近くにありました。

 

鳥居の横の案内の看板には

「多賀神社 主祭神 伊奘諾命、伊奘那美命」

と書いてありました。

 

鳥居をくぐり、お賽銭箱のある拝殿まで行くと

目の前に看板が立ててあるのが見えました。

そこには

「いのち神、伊邪那岐大神、伊邪那美大神

と独特の書体の書道の文字で書かれていました。

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「いのちの神」というのは、

いざなぎ・いざなみのご夫婦が国産みの神であり、

その後、沢山の神々をも産んだことから

「いのちの神」であることは確かだな、と納得しました。

 

その「いざなぎ」の「ぎ」の文字が「岐」と書いてありました。

そして

「いざなみ」の「み」の文字が「美」ではなく

「羊」の下に「火」という文字が書かれていた事に

驚きました。

 

美しい「羊に大きい」ではなく、

「羊に火」というのは伊邪那美命は、

 

火の神、カグツチを産んだこと。

 

そしてその産後の肥立ちが悪くて亡くなられたことを

思い起こします。

 

そして「岐」の文字は「分れる」の意味があるので、

それがもとで伊邪那岐伊邪那美のご夫婦は

わかれてしまったこととも通じます。

 

調べてみると「羊に火」という文字はないようです。

 

意味をよく考えた、作り文字なのかもしれません。

がとても綺麗に書かれています。

深い心を感じました。



多賀神社のお参りのあと、

Mさんのお薦めの淡島神社に行く事にしました。

淡島神社和歌山市内とは離れていて、海の近くでした。

 

淡島神社というのはね」

移動の車の中でMさんは話してくれました。

その話というのは。

続く