Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第三部009話 月読神社 松尾大社1

神社ツアーは、阪急電車松尾大社駅の前から始まりました。

 

駅の改札を出たら、目の前に松尾大社の大きな鳥居が見えます。

 

ツアー参加の方と一緒に大社の近くにある素敵な珈琲屋さんでランチをしました。

 

洋行帰りの参加者の方がいらっしゃったので、

その話を聴きながら、ランチを食べました。

 

食べ終わると、祭神や神社の歴史をまとめた

手製のパンフレットと神様のカードをお渡しして、

簡単に松尾大社と月読神社、梅宮大社のお話をして

出発しました。

 

主に秦氏の話と嵐山の灌漑工事をしたということを

中心に話しながら参道を歩きました。

 

二つ目の鳥居の前で参道から左に道を曲がって

五分ほど歩くと月読神社に辿り着きました。

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月読神社(松尾大社末社



月読神社の「月を読む」というのは、どういうことか、ということを話しました。

 

「月」は空にかかっている「お月様」のことであると同時に、

月日の暦のことです。

昔は月の満ち欠けを元にして暦が作られました。

お米の苗を植える時期や色々なことをする時期を

月の暦を見て取り組まれていました。

 

それ以外に、月を読むというと、

女性がお腹に子供ができたら、産み月まであと何ヶ月と数えます。

ですからそういう意味でも月読神社というと、

女性の生理のことや懐妊祈願や安産祈願がされています。

 

月読神社には

主祭神月読命(月読尊)を崇敬されていた、

という聖徳太子の徳を讃えた社「聖徳太子社」があります。

 

また境内の向かって右端には

「月延石」という安産祈願の社があります。

 

大きな岩の上に、丸みのある白石が

いくつも載せてありました。

 

それは安産祈願の参拝客たちの感謝と祈りを込められています。

その手前に、丸い頭のような石がありました。

それも多くの方に撫でられているような感じでした。

 

妊娠していない女性の方でも、

「子供が授かりたい」と思っておられたり、

また毎月の生理だとか子宮筋腫があったりで、

色々お悩みの方がいらっしゃるだろうから、

 

そういう方々もこの月読神社の月延石のところに

お参りすると良いのではないでしょうか。

 

ということを話しながら、手前の丸い石を撫でました。

 

すると、それは石なのに

柔らかい感触でした。

 

丁度赤ちゃんの頭くらいの大きさでした。

 

撫で撫でしていると、ふと私は

結婚して半年ほどして子供がお腹に宿ったけれども、

二ヶ月するかしないかの頃に流れてしまった事を

思い出しました。

 

「その時の子供は、もし生まれたとしたら、

こういうまぁるい頭だっただろうか。

ふわふわとして柔らかで温かな赤ちゃんだっただろうな」

と思いました。

 

そう考えた時、「流れてしまった我が子」を

産んでこの手で抱きとめて愛おしん

慈しんでいるような気持ちがしました。

 

産んではいないけど、その時

いっときだけですが、

産んだような気持ちになりました。

 

胸の奥、お腹の奥が癒されたような気持ちがしました。

 

しみじみと深い癒しを感じ、

その瞬間は時間を超越したと感じました。

 

その後、一同で松尾大社まで戻りました。

続く