第三部004話 御霊神社に呼ばれた?(密1)
ある夜のこと。
私は
「明日は昼に大阪近辺に出かけて、夜も大阪に用事がある。
昼過ぎは時間がちょっとあいているのだけれど、
いちいち帰るのも交通費が勿体ない。
大阪市内のどこかに行ってみよか」
と思いました。
その時、大阪にも「御霊(ごりょう)神社」がある事を思い出しました。
「そういえばこの前、
京都の御霊神社(上御霊神社)がチラリ見える所まで行ったのに、
時間がなかったので、お参りしなかったなぁ」
と気になっていました。
それで寝る時に
「明日、大阪の御霊神社さんに」
とだけ思った時、驚くことがありました。
私の目の前の壁の辺りに、
物凄く沢山の
「ぼろぼろになった人のような、神様のような人」
が出てこられたように思いました。
その方々に向かって
「明日、大阪の御霊神社に
お参りさせてもらっていいですか?」
と尋ねてみました。
すると、その沢山のぼろぼろになって、
もう何年もお風呂に入っていないかのような、
みすぼらしい姿の方々は涙を流さんばかりに
「ありがとうございます。本当にありがたく思います。」
と感謝してくれました。
私は
「これは一体どういうことなんだろう?」
と意味がわかりませんでした。
でも直観どおり大阪の御霊神社にお参りに行くことにしました。
昼の用事も夜の用事も、主人と一緒に行く用事でした。
神社にお参りするのは、一人でいくのか、
それとも主人と一緒に行くのがいいのか、
どっちにしようか、と思いました。
その時、
「御霊神社のお参りには主人も一緒にお参りする方がいい」
という感じがしました。
それで神社のお参りも主人と一緒にすることにしました。
一晩開けて、翌日の昼間のことです。
続く