世界平和第二部088話 秋の伊勢研修７ 清掃奉仕
夜間参拝の翌朝、
朝食を食べたら、上下白い運動着を着て、
宿泊施設の玄関からバスに乗って外宮へ向かいました。
外宮に到着したらツアー参加者全員で
外宮の御正宮を一般参拝し、神楽殿で御神楽（おかぐら）奉納しました。
伊勢神宮の御神楽はこちらで少し見ることができます。
https://youtu.be/eL1EOEBYXk4
雅な御神楽でした。中でも「人長舞」というのがあり、
祈りの舞踊手が・・・イケメンでした。
（貼ったリンクの映像をごらんください）
丸い環のものをぶらさげた枝を持って、色々な方向に
枝をまーるく円を描くように舞うのが印象的でした。
色々なことがあろうけれども、
東西南北、あらゆる方向の、
ありとあらゆる物事や関係性の
すべてが善き事となっていきますように
祈ってくださっているのだろうなぁ・・・
と感じました。
御神楽が終わり、古殿地まで歩いていき、
清掃奉仕を1時間しました。
清掃奉仕中は携帯を使用しないように
と言われましたので写真は撮影できませんでした。
古殿地は、大きな石が敷き詰められていました。
その中央あたりは、白い石が敷いてあり、
そこは建物が立つところのようです。
「白い石の所には入らないでください」と言われました。
私達が入ってもいいのは、その周辺のグレー色の
石が敷き詰められている所です。
ぱっと見たところ、綺麗でした。
「清掃要らないじゃない？」と思うような感じでした。
しかしよく見てみると、大きな石のすきまには
杉の葉がいっぱい落ちていました。
私は軍手をはめて、しゃがみこみ、石のすきまの
掃除にとりかかりました。
この清掃奉仕をしていると、「人も同じかな」と思いました。
と言いますのは、人を見て、
ぱっと見は普通に見えても
そのうわべに取り繕っているのをどかしたら
心の中に悩みをかかえて困っていたりするのです。
それが悪いことでもなく、悩みとかあって
当然なのかもしれません。
だから、時々、心も掃除するといいのですよね。
私は普段、セラピストとして、
そこの部分をお手伝いさせて頂いているのだなぁ。
・・・そんなことを考えました。
集中して清掃していると、あっというまに
1時間が過ぎました。
外宮の橋を渡って外に出たところでバスに乗り、
宿泊施設のレストランに戻り、お昼ご飯を
食べがてら、解散となりました。
白装束のまま帰るのは、目立ってしかたないので
持ってきた普段の服に着替えて、少し買い物をして
帰りました。
今回の帰路では、お腹を壊すということはありませんでした。
伊勢市駅までバスで行き、そこから電車に乗った時、
「今回はまだ比較的疲れはましかな、大丈夫なようだな」
と思いました。
しかし、電車に乗ると、主人と私は二人共、
大爆発的に昏睡していました。
正体不明になる寸前まで寝ていました。
眠りながら、二人とも、
「これは何となく、はまりそうな。来年も行きそうな」
と感じていました。
実際にはどうなりますことやら。
来年（2020年）になった時にわかりますね。
つづく
