Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第五部15話 釈迦如来と隠元禅師~萬福寺

東大寺の大仏さんにおあいしてから10日ほどして、

節分の頃の朝、SNSを見ると

宇治の黄檗にある萬福寺で「麒麟のランタン」があるよ
とお知らせが出ていました。



萬福寺のウェブサイトを開いてみると、ページ上には


黄檗宗大本山萬福寺
京都府宇治市にある日本三禅宗の一つ黄檗宗大本山
本堂『大雄寶殿』のご本尊は釈迦如来。」


と書いてありました。

 

「あぁ、そうか禅宗のお寺の場合、

ご本尊はお釈迦さんだった。
ご挨拶に行ってこないと!」

 

と慌てて萬福寺に行ってきました。



萬福寺に到着すると小雨が降ってきました。

見ていると、ランタンを片づけ作業中でした。

 

幸い最後の一つが残っていました。



大雄寶殿の中に入り、ご本尊釈迦如来に手を合わせました。

「お釈迦様、『ブッダ』の動画を描かせて頂いています。
ありがとうございます。よろしくお願いします。」

 

と祈りました。

 

「うむ、わかっておる」と聞こえたような気がした…。

 

(ほんまにそう言わはったんかにゃ?
 言わはった、ということにしておこう。)

 (うぅ、これを書いていて、
 首が大きく前に倒れてうなずく!

 わかりました!
 お釈迦様が「わかっておる」と言うてくれはったんだ!)

 

「大雄寶殿」を出て、境内を歩いて、歩いたことのない方向に行ってみる。
ひとりでに足が動く。脚がめざしたのは「開山堂」

なんだろう、この「開山堂」は特別に明るく温かい気を感じる。

 

「開山堂」というのだから、開山の隠元禅師をおまつりしているのだな。
とても心地よい、穏やかで広々とした見地でもって、物事や人々を見ておられるような心の世界を感じる。

 

昨年の2021年11月に「黄檗宗寶蔵院、鉄眼禅師」の動画を作成した。
https://youtu.be/WQae8CKzRwI

「鉄眼禅師」は「黄檗宗大本山萬福寺を開山した隠元禅師」から一切経を預かって、日本で初めての刷木印刷で一切経を印刷した、ということと、

その莫大な費用を鉄眼禅師は日本中を旅し、あちこちで供養をして費用を集められたこと、
洪水や地震など度重なる天災が起こり、多くの難民が出た時、印刷所や諸々の費用のために集まったお金を難民救済になげうち、また一から日本中を歩き回り、費用を集められたという史実をもとに、
調べられる限りは調べつくして、足りない部分は想像でもって描かせていただきました。

 

その時のこと、萬福寺塔頭の寶蔵院さんには見て頂いて動画公開も承諾頂きましたし、鉄眼禅師のお墓にもお参りしてお礼申し上げました。

 

(私の先祖で、鉄眼禅師のお世話になった者がいるんやないやろうか。
 子孫の代で、お礼を申し上げることになったのではないだろうか。)


しかし、萬福寺隠元禅師にはまだご挨拶していなかったな、と思いました。

 

開山堂の前で手を合わせて祈りました。
「その節はお世話になりました。
動画を描かせて頂きました。ありがとうございました。」

なんとなくだが
「よしよし、よぉ頑張ったな」
と言うてくれはったかのような。