Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第五部13話 「東大寺に行け」(久しぶりの東大寺1)

御七御修法の一日目の始まるところを見させて頂いて、帰ってから「ブッダ」の動画の為の作画をしました。


お釈迦様が育ったお城を出て馬子チャンナの手を借りて「出家」する段のところを描きました。

 

その「出家」の段を描くにあたって色々な出家の伝説がある中で、インドの元大統領アンベードカルの著作本を基にすることにしました。

良く知られている伝説では、出家しようとしたら、梵天の力で城中のひとが眠らされていて、お釈迦様は誰にも止められずに出家することができた、というお話です。

お釈迦様の神がかった伝説として「はぁー、すごい」ということです。

 

しかし、考えてみますと、もし、皆が眠らされていなかったら、お釈迦様は出家できなかった、ということになります。

現実に生きてお釈迦様はどうだったか?と考えると、やはり父王に直接「出家する」と言って、多くの者から見守られながら、髪を切り馬に乗り出家したことだろうと思いました。

それがアンベードカル氏の著作に書いてありました。

 

出家するところを書くと、今度は気になるのが「ブッダの悟りとは?」です。

『お釈迦様は何を悟って、ブッダ(悟った者)となられたのか?』

それが気になって気になって仕方ありませんでした。

 

ある夜、眠る前、寝室の天井に向かって私は言いました。

「私に『ブッダ』を描けというのはわかるが、何をどう悟ったのか、ブッダの悟りとは何なのか、それがわからんことには描けない。

手塚治虫先生の『ブッダ』と同じでいいんなら、私がわざわざ描く必要はないんじゃないか! 

手塚治虫先生のと同じじゃないから私に描けというんだろう? 

それだったら私に『ブッダの悟り』を教えてくれ!私にわかるように教えてくれ!」

 

f:id:yulilove:20220618094625j:image

そこまで言った時、天井から

「ばいろーちゃな」

ということばが降ってきました。

 

「ばいろーちゃな、聞いた事ある。確か、大仏様だったかな」

スマホで調べたらウィキペディアのページが出てきました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%98%E7%9B%A7%E9%81%AE%E9%82%A3%E4%BB%8F

 

毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ、Vairocana)は、大乗仏教における仏の1つ。華厳経において中心的な存在として扱われる尊格である]。密教においては大日如来と同一視される」

 

説明文の横に奈良の東大寺の大仏の写真が載っていました。

「うぅー、奈良の大仏さんかぁ! 東大寺に行け!だな。
それにしても『廬舎那仏』と言わずに『バイローチャナ」と言う所がツボだな。」

と呟きながら、わたしはその翌日、東大寺に行く事にしました。