第三部043話☆傷ついた神（元伊勢の始まり３）
私は思うのですが・・・。
「天照大御神さんは、傷ついたのではないか」
と思います。
崇神天皇の元にいた時、疫病を鎮めるのに
天照大御神さんでは役に立たないと思われてしまい、
皇居の外に出さされた・・・。
それで天照大御神さんは神様だけれども
傷つかれたのではないでしょうか？
だから天照大御神さんは、日本各地をさまよわれた
のではないでしょうか。
傷心の旅です。
つきそいの皇女が二代目となり、
倭姫さまになってから、
伊勢の地に足を踏み入れた時、
その地の風光明媚なこと、食べ物がおいしい事など
で癒されたのではないでしょうか。
そして、この伊勢の地に足を止めて、腰を下ろし、
ここに留まろうとおもう、と言われたのだと思います。
そして伊勢神宮が創祀されたのですね。
こうしてみると、
出すと決められたこと、それから
鏡が作られることが、旅の始まりだったのですね。
皇居から外へ出されることは天照大神さまに
とってお辛いことだったと思いますが、
最終的に伊勢にたどり着かれて、よかったと
思います。
皇居の中の賢所でお祭りしています
天照大神の鏡は、伊勢神宮の天照大神さまの
鏡の写し鏡だそうです。
皇居に帰られたら、日本はまた変化するのでは
ないだろうか？
というとんでもない妄想をしています。
実は、前41話と今42話の
皇居を追い出されたのでは？」
という恐るべき仮説をたてて、
この「世界平和シリーズ」に書くのは、
とても勇気がいりました。
「こんなん、書いたらあかんやん。
だって、崇神天皇はあかん奴、冷たい奴、
みたいなこと、書いていいんかぃ・・・
でも、
最後はそのおかげで『伊勢神宮』が
生まれたんだよなぁ・・・」
と、
もやもやして過ごしていました。
たまたまですが、
「神宮と皇室」という本を読んで
思った翌日
とある神社にお参りすることになりました。
そこで、おもいがけないことを体験しました。
続く
