Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第三部046話 「ごめんなさい!と謝る」(元伊勢の始まり6)

「元伊勢」の始まりのことをふりかえり、
天照大神さまは崇神天皇に向かって
感じておられたことはこうではない?
言いたかったことはこうではないか?
ということを
素人ながら勝手に考察していきました。



天照大神さんの力が強すぎるから、

皇居から出るしかなかったんやでーー」

という書き方では、まるで

天照大神さんが悪いみたいですよね。



実際には天照大神さんは確かに強い力を

発揮されますが、

天照大神さんの力は微細にも働きます。

 

だから、天照大神さんも崇神天皇

一言、言いたかったのかもしれません。

 

言いたかったことは、
まとめてみると
こういうことになるんじゃないかなぁと

思います。・・・書いてみます。

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太陽 pixabayより



「まるで自分は悪くない、みたいな

 書き方をして。

 崇神さん、あんたはずるいわ。

 

 私が悪いんやないで。

 大物主神を崇めて、私をほうりだす

 なんて、あんたは飽きっぽいんや。

 

 私のことは作らせた鏡を通してでいい、って

 いうのは何や。

 

 そんなことしたら、あんたは伊勢神宮

 お参りできひんでー。

 

 謝りに来い。」



 実際には、明治時代に入って、

明治天皇伊勢神宮にお参りをしました。

それまでは皇居の中の賢所天照大神さまを

お祭りしていて、伊勢神宮はお参りしなかった

そうです。

 

(ただ一人、女性の天皇持統天皇だけは

 お参りしたそうですが)

 

天照大神八咫鏡を恐れ、

 

それと似た鏡をつくらせて

宮中でお祭りするから、

どうか八咫鏡は、わし(天皇)に近づけるな、

 

と言って恐れたのでしょう。



天皇は代々即位される時に

即位の礼」の式典とは別に

大嘗祭」の式典をおこないます。

 

天照大神におでましいただいて、

米やひえ、あわなどをふるわれて

召し上がっていただきます。

 

そして即位の挨拶をされるそうです。

 

その時にきっと

天照大神さま、

私のはるか先祖の崇神天皇の時は
すみませんでした。」

と、一言 心の中で
謝ってほしいんやろうなぁ

 

と思いました。

 

大嘗祭で間に合わなかったら

新嘗祭でもいいのでは?

・・・
でも、今の天皇に代わりに謝ってほしいか?
というとそうでもないようです。


天照大神様、
気分を害させて踏みにじってしまいました。
私が悪かったです。
ごめんなさい。」
と言うのを
私がかわりに謝ってみました。

 

すると「腹水、盆にかえらず」という
言葉が浮かんできました。

 

おこったこと、なしたことは
なかったことにはならない。

 

起こる前には戻らないのだ。

 

謝ってみると、

私も含めて人間というのは、

自然を壊したり色々なことを

しでかしながら生きていますね、

すごい自然界や神様に迷惑をかけて

生きてきていますね。

 

まるで親にすごい世話にならないと

大きくならない赤子のように

 

人間っていうのは、ほんとうにどうしようもない。

 

謝って許してもらって、愛されて

生きていくことしかできない。

 

人は親に対しても

神様に対しても同じこと、なのかもしれない。

 

謝って、

「もういいよ。あなたもここまで大きくなったね」と

許してもらって愛されて、受け取って生きる。

その繰り返しなんだな~

と思いました。

 


つづく