Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第三部021話 ありがたい水 眞名井8

緩やかな山道をのぼっていくと、

「しめばしら」(標柱、注連柱)がありました。

f:id:yulilove:20200611145403j:plain

眞名井神社のしめばしら



しめばしらの左側には「眞名井神社」

右側には「よさの宮大神宮」と彫った石碑が立っていました。

(「よさの」の漢字の変換ができないので、写真をご覧ください)

 

左手前には眞名井神社には色々な呼ばれ方をしてきたそうで、

その呼び名が書かれている説明の石碑がありました。

 

しめばしらをくぐると、左手に

お地蔵さま「波せき地蔵」がありました。

 

大宝年間の昔、大地震が起こり、大津波が押し寄せた時、

このお地蔵さまのところまで波がやってきて、

この位置で波が切り返したのだそうです。

 

当時の人は、お地蔵さまが大津波を押し返してくれた

という風に感じたでしょうね。

それでありがたがった事でしょう。



その横に御神水があり、そこで手を洗う所や

お水を頂ける所がありました。

 

眞名井神社は名前に「井戸」があるから、

水にちなんだ伝説などありそうですね。



それだけでなく、階段の上り口には「狛犬さん」ならぬ

「狛龍さん」が石段の左右においででした。

阿吽になっていました。

 

レンさんから聞いた話によると、

京都府の、丹後半島の付け根にある籠(この)神社の奥宮。

 

真名井神社の狛龍さんは

水を自在に操ることができるのだそうです。

f:id:yulilove:20200611145838j:plain

籠神社の狛龍



対(つい)になっている二つの珠を持っておられます。

 

『しおみつたま』『しおひるたま』という名で

海幸彦・山幸彦の伝説とも関連性があるとか・・・。

 

そのことと、水せき地蔵さまと関係がありそうですね。



この時は気づかなかったのですが、

お参りした後で、ふと思いました。

 

この日本に住んでいる私達は、日々何の迷いもなく、

水道の蛇口を捻って水を出して、

料理に使ったり、沸かしてお風呂に入ったり、

洗濯に使ったりしています。

 

水が綺麗で安全というのは、この上もなく

ありがたいことなんだ、と、今更ながら思いました。



さて、話を元にもどして

 

石段を上がっていくと、

「この先撮影禁止」と書かれていました。

 

そこから石段を上がって行くと拝殿がありました。

拝殿の左右は柵があり、柵の向こうに

磐座(いわくら)や

神様の名前が彫られた石碑があるのが

ちらりと見えます。

 

以前は、奥の磐座まで行けるようになっていたそうです。

今は柵があって、行けないようになっています。

 

それはそれでいいのではないかと思います。

 

拝殿のところで、あるがままを、そのままに

受け止めて祈らさせて頂きました。




続く