Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第三部012話 椋の霊木 松尾大社4

松尾大社の境内の「相生(あいおい)の松」の前で

松の神様の霊気に触れて、ブルブルと震えた時

「何事かできうる限りのことはさせて戴きます」

と答えるだけが精一杯でした。

 

その相生の松のさらに左奥に

「椋の霊木」というのがありました。

 

それは樹齢800年の椋の木ですが平成5年に枯れたのだそうです。

幹と根元の株だけが残されて、保存されています。

根元にしめ縄がしてあります。

 

そこを見てみると、そこでも同じように

足がぶるぶると震え、恐怖に慄きました。

 

人が作った本殿よりも、

木の天寿を全うしたとされている

「相生の松」や「椋の霊木」の自然の力の方が

パワーが大きいことに驚きました。

 

それだけでなく、腹の底に何年も

「保留」にして中途半端にしておいた案件を

どうにかしろ、と言ってくる・・・。

 

それを今どうにかしないと、

これから先の人生がどう変わるか、

大事なことなんだから、という感じで

迫ってくる勢いときたら、

 

人間じゃないのに、人間の腹の底に

あるものに気づいていて挑んでくる、

底知れない力を感じさせる。

 

それをツアー参加者と分かち合うんじゃなくて、

自分の問題としてしっかり見据えろと

厳しく問い詰められて、私は観念しました。

 

「わかりました。

金輪際、

『あの人のやり方はおかしい』だとか

『あの人は許せない』と考えるのをやめます!

 

もし、どうしても考えてしまうのなら、

せめて、考えている途中で気づいてそれを停止させます。

本当に前向きに

『人を責めたり、許せないと言って怒る』

のをやめます。

その癖を手放します!」

 

と心の中で言いました。

 

すると足の震えが止まりました。

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松尾大社の全景




改めて、

「あぁ、ここは大山咋神市杵島姫命

ご祭神だったなぁ。

自然の神様だったなぁ」

と思いました。

 

自然の山や木は意識がある、ということは

経験して知っていたが、

 

まさか、私が心をおざなりにしているか

どうかまで把握して、

それを正せ、と言ってくるくらい、

力がある存在だったとは知りませんでした。

 

それ以前は自然の木のことを、私は、

もしかしたら、どこかで見下していたかもしれません。

 

自然の木の方が本当はパワーが強いのですが、

これまでは人間の理解のレベルに合わせていた

だけなのかもしれません。


・・・・・・

松尾大社の参拝を終える時、

ここで休憩を先にするか、

梅宮大社の参拝を先にするか
参加者の方々と話し合って、

段取りを決めました。

 

先に梅宮大社まで歩いて

お参りに行く事になりました。

 

梅宮大社の参拝が終わってから、

初めにランチをした珈琲屋さんで休憩するという事です。

 

それから梅宮大社まで歩きました。

松尾大社から梅宮大社まではほぼ一本道です。

つづく