第三部047話 たくさんの蜘蛛が人間に(高天彦神社の動画1)
二年前、2018年の4月24日に、奈良の御所(ごせ)市の「高天彦神社」に行きました。
私は世界平和シリーズ第一部ブログに書いたことをyoutubeに漫画動画化して、順番に描いてアップしていきました。
書いたことは簡単に言うと次の通りです。
竈山神社めぐりは一段落して、次に、造化三神とよばれる、宇宙最初の神様の二番目のタカミムスヒの神様にお参りしよう、として、高天彦神社にいくことにしました。
行く前夜になって、高天彦神社のもう一つの面を知りました。
実はそこは神武東征で地元に住んでいた方々を「土蜘蛛」と称して、神武天皇側が皆殺しに近い形で殺してしまい、その人々を土を掘って埋めてしまった、というようなことが日本書紀に書かれているという・・・。
そこの場所を長年、その地域の方々が弔ってきました・・・ということが書かれているウェブサイトをみつけて知りました。
行ってみると、境内に蜘蛛塚があり、それだけでなく、境内から少し離れたところに、蜘蛛窟という、弔ってあり、お祀りされている場所がありました。
蜘蛛窟のところに、由来・歴史が説明してあるものが張ってありました。
日本書紀にはおおむね「神武天皇三年の時に、長脛彦が率いる、長脛族のことを土蜘蛛と称して、神武天皇側が殺して埋めたんだ」というような事が書いてあるそうです。
その地域の方々が代々、祖先の「塚」を大切に弔ってこられた、ということも書いてありました。
そのことを第一部の世界平和の記事に書きました。
(読まれたい方は
↓こちら。
↓紙の書籍でも電子書籍でも可能です)
それで
「順にあげていった漫画動画の『次の回』は、その高天彦神社のことになるなぁ。」
と思いました。すると、急に眠くなりました。
「たかまひこじんじゃ」と思うと、身体は温かくなりました。
そして、神社の神様と思われる方が見えました。
神社の宮司さんは神社でのご祈祷の時、「大幣(おおぬさ)」とよばれる白いふさふさしたものをふるわれますよね。
夢の中では、神社の神様と思われる方が大幣を左右に大きくふるって、
おはらいがおこなわれました。
その時、辺りが暗くなりました。
そこに蜘蛛窟が浮かんできました。
蜘蛛窟から大量の蜘蛛が出てきました。
蜘蛛窟の穴から、大量の蜘蛛が地面をはいずって出ていきました・・・。
「こんな大量の蜘蛛を見るのは初めて・・・」
と、おどろきました。
不思議なことに、それを見ながらぞっとしませんでした。
蜘蛛は物凄い沢山地上に出てくると、やがて
「我々は蜘蛛にされていたんだ」
「私達は元々人間だった」
と言って、人間の形に戻られました。
「あぁ、人間に戻れてうれしい」と言いながら、
多くの庶民的な姿に戻った人々は喜んで森をかけまわりました。
彼らは互いに手をつなぎ、
「私達、また会いましょうね。」
「はい、またいつかどこかで会える」と言って消えていきました。
天にのぼっていかれたのでしょうか。
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