世界平和シリーズ第二部055話 バスを待つ!(元出雲3)
出雲大神宮の奥の院の、山の磐座のところにお参りした時
そこの神様から
「あなた、これから、
『ノー!』と思うようなことが起こりますよ」
と言われました。
ええええ!? それってどういう事なん!? と思いました。
私の「考えの枠」を超えたこと、
私にとっては「あかんやん、そんなん!」と
思えるような事が起こる、らしい・・・。
それが何なのか、は、わからないけれども、
それが起こるよ、と神様から言われた日には、
神様に「そんなん、要りません」とは言えないです。
もう起こると決まっているようなものです。
覚悟しぃや、と言われたようなものです。
内容はわかりませんが、「行きます!受け取ります!」と言うしかありません。
丹生都比売神社にお参りした時もそうでした。
愛読書紹介のイベントに出なさい、引き受けなさい、という事でした。
(「世界平和とシンクロニシティの不思議」下巻に書いています。)
さて、出雲大神宮の最寄りのバス停「出雲神社」はJR亀岡駅と千代川駅(亀岡駅の2つ向こうの駅)の間を行き来するバスの中間地点にありました。
亀岡駅からきたからといって、亀岡駅に戻らなくても、千代川駅行きのバスに乗っても帰れる訳です。
境内の8割方お参りを済ませた頃、乗ろうと思っていた千代川駅行きのバスの時間14時半頃になっていました。丁寧に各祠をお参りしていたら、あっという間に1時間がすぎてしまったのです。神社の中にいて、バス停に行くのは間に合いません。
仕方がないので、その30分後の15時18分の亀岡駅行きのバスに乗ることに決めました。
残っている笑殿社にお参りしてトイレに行って社務所に戻り、たすきを返し、バス停に行きました。
しかし時間が過ぎてもバスは来ません。おかしいなぁと思ってバス停のところにある「バスがいる位置がわかる、QRコード」を利用しました。
すると、亀岡駅行きのバスは1時間後16時半頃に来ることになっていました!
ええ? どういうこと? まだ1時間も待たないといけないの?
バス停の時刻表をじっと見てみると、なんと
「15時18分に来るバス」は学校が休みの時は運行を休むという印がついていました!
「えぇ!? 今日は平日じゃないの?
あ! もしかしたら、夏休みだからか!
それは全然気がついていなかったぁー!」
バスの時刻表をじっと見ていると、15時50分に千代川駅行きのバスがくることがわかりました。
あと30分かぁーと思いました。
暑すぎてたまらないので、いったん神社に戻りました。
社務所のとなりの休憩所で、自動販売機でお茶の缶を買うと一気飲みしてしまいました。
行き方を調べた私のミスだったので、ひろのぶさんに謝りました。
「そんなこともあるよ」とひろのぶさんは怒りませんでした。
ええええ! 暑いさなかを私につきあって色々歩きまわり、しんどい思いもしているのに、怒らないのか! 責めないのか!
あぁ、去年の夏に長野県の松本に行く時に、松本行のバスではなく、長野行きのバスの券を買ってしまった時も、ひろのぶさんは怒らなかったなぁ・・・。
「それじゃあ、バスで長野駅についたら、電車で松本駅まで移動したらいいですね」
と言ってくれました。
怒ったところでしょうがない、それより何をどうするか、対策を立てる方が大事
と達観しているのですねー。
それは主人のいいところで、私はそこを見習わなきゃと思いました。
時間がきたので、バス停に行きました。「バスは来ないのかぁー」と焦りました。
すると、バスが来て、バス停の前の工事中のおじさん達が呼んでくれました。
「あんた、バスが来たよ! これ、千代川駅行きだよ。いいかい?」
「はい、千代川駅行きですね、ありがとうございます。千代川駅行きでいいです。」
と言って乗りました。
バスのなかで
「電車とバスじゃなくて、車の方がよかったかなぁ。
車だとこんなに待たなくてもすんだ」
と言いました。
すると主人が
「車だと、運転中トイレに行きにくいから、
電車の方がいつでも途中でおりてトイレに駆け込めるよ」
と言いました。
実はその日、私は朝から下痢になっていて、何度もトイレに駆け込んでいたのです。
神社にお参りする時に下痢になる、というのはよくあることなので、気にしないでそのまま行くことにしたのでした。
バスは千代川駅前に到着し、私はまたトイレに駆け込みました。
それからしばらくたってJRの電車が来て、京都駅まで乗りました。
電車は無事座ることができました。
その時、主人が言いました。
「頭が痛い。軽い熱中症になったかも」
ええー! ずっと一緒にいて全然気がつきませんでした。
不覚!
つづく