Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

世界平和シリーズ第二部051話 体内浄化人生浄化 (伊勢8)

 

伊勢神宮を朝のうちに旅立ち、

自宅に到着したのが午後3時か4時頃でした。

 

帰りの電車の乗り換えの度に

主人はトイレに駆け込みました。

 

朝食は別にわるいものはなかったと思うので、

デトックス浄化作用ではないかと思います。

出すものを出して、帰宅した頃には平常に戻ったようです。

 

一方私は腹部の奥になにかがこみあげてきました。

 

今まで腹の底におしこめていたものが一気に湧き出してきました。

それは誰にも見せないできた自分への怒りがこみあげてきました。

 

というのは、

 

私は子どもの頃から、自分が難聴だということもあって、

「ちゃんと聞き取れない」「人より劣っている」と

思って生きてきました。

 

どれだけ頑張って耳をすませたところで正しく聞き取れたことがないし、正確に聞き取れていないので、人に何か話す時に「正しさに欠けている」と思うから「間違えるんじゃないか、また変なことを言ったと思われるんじゃないか」と不安でたまりませんでした。

 

だから基本的に毎日を生きて行くというだけのことが不安でたまりませんでした。

 

自分は自分という人間だけは信用ができませんでした。

「だってちゃんと聞こえないんだから、まともに受け答えができないんだから!」

 

そういう自己否定、自己卑下、自分への偏見を強くもって生きていました。

自分自身を一寸刻みに切り刻むように、自分を憎むようにして日々を過ごしていました。

 

そんな状態でよく生きてこれたなぁと今となっては思います。

 

伊勢神宮の正式参拝を受けた時から、その自分をとことん否定して憎むようにねじ伏せてきた過去のすべてが湧き出してきました。

 

私は自分との対話を沢山してきたし、セラピーを通してかなり自分を理解し、受け止めてきました。

 

しかし、こんにちまでの、誰にも見せないで来た暗黒な面が

そのままでした。

 

 

自分で自分をどれだけ侮蔑してきたことか、
ほのかな希望を持った時にこれでもかという冷たい眼差しで自分をぐさりとやりこめてきたか、

やりこめられてきた私、ふみにじられてきた私、という私が

腹の底からわいわいとわきあがってきました。

 

私は疲れていたこともあり、布団に横たわり、

下腹に手をあてて横たわりました。

 

腹部の奥からぶくぶくと泡のように次々にわいてきます。

 

「これこれの時に、

あなたは私にこう言って奈落の底に突き落としたでしょう」

と湧き上がってきます。

 

私は汗をかきながらそれをしっかりと見て、

自分が自分に対しておこなった冷酷さに「ぞっ」としながら

「はい、確かにそうです。認めます。ごめんなさい。」

と言います。

 

するとまた次の過去の自分が自分にぶつけた怒りがわきあがってきます。

「こういう時があって、不安の裏返しで、自分に向かって

 やつあたりをして、ひどいことを言った」

というのがわいてきます。

 

「やつあたりをした」側の自分のえげつない心理にぞっとし、

「逃げ場がない状態でやつあたりをされた」側の自分の

悲しみと絶望感がひしひしと伝わり、つらい気持ちがしました。

 

やっつけた側とやっつけられた側の両方とも自分であり、

そのことで「なんて不毛な関係なんだ!」と思いました

 

 

そしてそのことについて、きちんと受け止めて謝りました。

 

そういったことが山のようにあり、物凄く早いサイクルで次々に現れては消え、現れては消えていきました。

 

まるで「体内にたまった煩悩を一つ一つ供養している」かのようでした。

 

それは、伊勢神宮の正式参拝による「祓い」であり、

「不浄」なものは「祓われ、清められる」という作用が

私の潜在意識の浄化、というか、洗浄そのものとなって

あらわれたのではないかと思いました。

 

心で受け止めて謝って行く時、本当に自分が悪かったなぁと

正真正銘思って、謝るしかありませんでした。

 

それは正直言ってとても疲れました。

 

夜に起きあがり、夕食を作って食べたら、そのまま寝ました。

お風呂に入る元気もないくらいでした。

 

その夜もずっとのべつまなく、懺悔、悔恨、陳謝の夜でした。

謝るだけでなく、同時に「された側」の気持ちも感じるし、

「した側」のやぶれかぶれな精神状態だった時の感覚も感じるので

(どちらも私、ですから!)

自分の心がいかに戦場だったか、どれだけ自分と戦ってきたか

どれだけ自分との平和を待ち望んできたか、

いやというほど、味わいました。

 

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「まずは自分」と心理学でも言いますが、本当にその基本中の基本をおさえなければいけなかったんだなぁと思いました。

 

自分の体内にたまっていた、人生そのものを洗浄するような感じでした。

洗浄はその日が一番ピークでしたが、一週間以上毎晩続きました。

 

洗浄が進んでいくと、身体が軽くなってきました。

本当に軽くなったのです。というのは・・・

続く