第三部015話 元伊勢って? (眞名井2)
籠(この)神社・眞名井神社というのは、
京都の丹後の天橋立にある神社です。
「元伊勢」というのをご存知でしょうか。
初めは天皇のおられる皇居におられました。
皇女の豊鍬入姫命に神霊を託されました。
宿られたのですが、
その後、更に理想的な鎮座地を求めて
各地を転々と移動されました。
桜井市の辺りに宿られた次は、
に四年間宿られたそうです。
その後、各地を移転し、のちに
倭姫命が御杖代を受け継がれ、さらに移転したそうです。
今の伊勢神宮のあるあたりで
「ここは素晴らしい。私はこの国にいようと思う」
というようなお告げを告げられたそうです。
(延暦23年(804年)編纂の、
神宮外宮の社伝といえる「止由気神宮儀式帳」によると)
https://spiritualjapan.net/10237/
その500年ほど後に、
「自分一人では食事が安らかにできないので、
近くに呼び寄せるように」と言われたそうです。
それで内宮の近くの山田の地に
ということだそうです。
ですから、各地に元伊勢があるのですが、
この眞名井神社は別格です。
というのは、
この眞名井神社(丹波国の吉佐宮)に天照大御神が来られたとき、
のちに伊勢神宮に内宮外宮揃う絆がここで結ばれた、
ということなのだそうです。
伊勢の地にお遷(うつ)して、
良佐宮という社名を「このみや(籠宮)」と改め、
天孫彦火明命を主祭神としてお祀りし、のちに、籠神社となりました。
眞名井神社は籠神社の奥宮として鎮守されています。
こちらの動画の中で
「元伊勢」の説明をしています。
良かったらご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=kLktIw3mYGY
眞名井神社にお参りした時のびっくりする話があるのですが、
それはお参り前から始まっていました。
続く