Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

世界平和シリーズ第二部5話、見えない支え 温かな心(施行3)

 

朝日山のてっぺんで、朝日山の観音様と、

うじの わき いらつこさんに手を

合わせたあと、みんなで下山しました。

 

その時、驚くことがありました。

 

朝日山の山頂付近は足元が危なくて

のぼりにくく、おりにくいのですが

 

その下りて行く時、何度か足がズリッと

滑りそうになったのですが、

滑りそうになるたびに、誰かが私の

右腕の肘を支えて持ってくれるのです。

 

「大丈夫か、氣ぃつけるんやで」

 

という感じで。

 

でも実際には誰もいないのです。

 

誰もいないのですが、どなたかがいて

右ひじを支えて持っていてくださるのです。

それで滑らないですんだのです。

 

そのことに、凄く凄く感動し、感謝しながら
「施行」の赤飯のおにぎりを置いていく施しをしつつ下山していきました。

 

お地蔵さんのあるところでは、

施行のメンバーの方が

お地蔵様のよだれかけと帽子を

新しく取り替えていらっしゃいました。

 

年に一度、施行の時にお手製の

手編みの帽子と可愛らしい

よだれかけを用意して、

取り替えられるのだそうです。

 

よだれかけには地域のこどもさんの
お名前が書かれていました。

 

それを見て私は昨年2018年の春に

実家の父に頼まれて、近くのお地蔵様の

地蔵盆のとき用」のよだれかけを

作ったのを思い出しました。

父が西陣織のはぎれを買ってきて
父のデザイン通りに縫いました。

 

それもなかなかご縁でもなければ

させてもらえない事だった、と思います。

 

そういうご縁もあり、今回宇治で

「施行」に参加させて頂いているのでは

ないかと思いました。

 

しばらく行くと、また皆さんと

休憩をしました。

その時はなんと! 甘酒が!

出て参りました。

 

皆さんで手分けして、

動物たちのお供えだけでなく、

甘酒まで持って夜の山道を登ったり

観音様にお経をあげ、お地蔵様の

新しい服装に取り換えられる・・・。

これは

心がないとできないことです。

 

自分の家の幸せのことだけを考える

のではなく、山の動物の事、
地域のこどもさんの安全成長を

祈る気持ち、
ご一緒に登られる皆さんのための

温かい飲み物とお菓子のご用意まで

していただく・・・。

この心の豊かさ。

この行為の優しさ。

みかえりを求めていない、
善良なる人々の善良なる行為は

なんと心をうつことか・・・。

 

これが宇治なんだなぁと思いました。

 

休憩が終わって山道をおりてきたら、
興聖寺の前まで出てきました。

そこで全員が下りてくるのをしばらく

待っていました。

その時のことです。(続く)