第五部33話 Bさんと空海さん(再び御厨人窟に1)
話が前後しますが、
私は、今年の春、SNSの空海ファンの人のグループでやり取りをしていて、ある人と知り合いました。ちょうど高野山に主人の運転でお参りしている時に知り合い始めました。
その人はBさんという方で、高知県在住で、空海さんが悟りを開いた「御厨人窟」のあたりをよくご存じだという・・・。
それだけでなく、京都大阪をはじめとする古都の歴史をよくご存知らしい。
Bさんは「御厨人窟」に行くには大阪から遠距離バスが出ているよと教えてくれました。
えええ? 大阪から遠距離バスで行けるのぉ?
私は昨年12月に行った時は、主人が車を運転して早朝神戸を出発して、淡路島を通り抜けて、徳島に入り、そのまま海岸の道路をつっぱしって、昼過ぎに御厨人窟に到着したことを思い出しました。
ずっと車のハンドルを握り続けて、高知の室戸岬まで運転し続けていた主人にとって、大変だったので、その次に行く事があれば、主人にとって楽な方法で行きたいと思っていました。
それが、なんと大阪から早朝バスに乗ると、その日の夕方には御厨人窟に到着するやなんて!
しかも一泊して翌日の昼間観光し、その日の夕方にバスに乗ったら、その日の夜の10時頃に大阪に到着するんやって!
・・・ということを知り、驚きました。
「まぁ、夏か秋にでも行けたらいいな」と思いました。
すると突然、主人が「5月の最後の週で休みができたよ、どこか行きたい所はない?」と言うのです。
「えええ? それじゃあ、御厨人窟にまた行っちゃう?」
Bさんに連絡をとって、「5月の最後の週で休みが入ったので行きます」と言いますと、
「ご案内しますよ」と言われました。
車で「無料案内」して頂けるという話でした。
ネットでホテルと遠距離バスを手配して、改めてBさんに連絡し、ご案内頂けることをお願いしました。
「なんと、とんとん拍子で事が運ぶこと!」と驚きました。
高野山に主人の車でお参りした頃に、Bさんと知り合って、こんな風に導かれるように事が運ぶから、
「またもや空海さんのお導きなのではないか」と思いました。
すると、それはそれだけでは済まなかったのです。
続く