第四部46話 甲山大師神呪寺への道(真名井御前と空海7)
調べてみると、甲山大師神呪寺への行き方はいくつもあるのですが、
甲山大師神呪寺のウェブサイトのアクセスページによると
時間のある方は阪急電車の甲陽園駅で
降りて歩いて来られるのもいいでしょう、
というふうな事が書いてありました。
その行程で行く事にしました。
甲陽園駅の前から右(東)へ歩いて
郵便局の見えるところの角を左折して、
あとは山を登るように、道なりに歩いて行きました。
途中、劇的な勾配の、急な坂のところがありました。
道路には滑り止めがびっしり埋め込まれています。
「信じられない坂! こーんな坂の道、
冬になって道が凍ったら危ないんじゃないのか?」
と思いました。
神呪寺へ行く道は高級住宅街の中の道になっていました。
こーんな坂、すっごい山の上にも家は建つんや・・・
と驚きました。
またある所では、勾配が急すぎで
足がまっすぐ上に踏み出せなくて
道をジグザグに横切りながら、何とか登りました。
この勾配を登る感覚は、どこかで味わったことがある、
と思いました。
思い出しました!
今年2021年の元旦に、主人と一緒に行った
出釈迦寺への道にそっくりでした。
「真魚さん」が
仏教で人々を救う生涯を送る、と決意し、
山の崖から飛び降りました。
救われたそうです。
その飛び降りた山を望むことができる「出釈迦寺」に
行く道が物凄い勾配の道でした。
さて、神呪寺への勾配のきつい道を歩くのは
グーグルマップを見ながら歩いたのですが、
道がややこしくて迷うところが何ヶ所かありました。
そんな時には必ず人が現れて「道はこっち」と教えてくれました。
掃除している人だったり、
散歩しているおじさんだったり
買い物帰りのおばさんだったりしますが
行きも帰りも、道に迷った時に必ず人が
出てきて教えてくれました。
(有難いです!)
神様仏様のお使いで出かける時は
必ず「こっちだよ、おじさん」が出てきて
道を教えてくれるっていう話を聞きます。
今回もそうなんだと思います。
さて、神呪寺に到着しました。
続く