第三部076話 土下座！（浄瑠璃寺2）
ずっと前から行きたいと思っていたけれど
なんとなくいかないままだった、
浄瑠璃寺に、お友達に連れて貰いました。
良いような感じのところにあります。
木津駅から車で程なくして浄瑠璃寺に到着しました。
お友達は
浄瑠璃寺は何度も拝観されていて
池のお庭で猫を見ていますわ、
ということで、
私一人で拝観させてもらうことになりました。
入り口で靴を脱ぎ、廊下を通り、
本堂の中に入りました。
本堂の一番左の端に当たる頃が入り口、
ずっと通っていって、突き当たりの
右の端が出口となっているようでした。
入ってすぐのところに、
九体並んでおられる阿弥陀如来さんの
左の端の方のまん前に来ました。
そこで私は思いもかけず、
「あぁ、なんて事をしてしまったんだろう。」
と思いました。
「あぁ、これは謝らないと！」
と激しく自責の念に駆られ、
気がつけば、私はその左端の阿弥陀如来さんの
前で両手両膝をつき、本気で土下座をしていました。
心の中で私はこのように感じ考えていました。
「仏様、申し訳ありません！
あぁ、なんて事をしてしまったんだろう。
私は、私は謝って済むことじゃない、
なんて事をしてしまったんだろう。
あぁ、取り返しのつかないことを！
本当に申し訳ありません！
申し訳ありませんでした！
私は後悔しています。
もう二度とあのようなことはしません！」
と本気で謝罪し、土下座しました。
あとから考えると
「あのようなこと、は、いたしません」って？
何をしたのか？
そんなに謝らないといけないようなこと、
何かしたのか？
頭では何も思い当たることはないのです。
でも心で感じたのは、
ものすごい罪悪、重大な罪を犯したような
謝罪でした。
強いていうならば、人類全体の罪を謝った
かのような？
魂レベルで言えば、
今までの人生でしてきた悪いこと、
悪い考え、ずるい思考
人を蔑んで見ていたり、
自分自身を蔑んでいたり、
そういったことはあります。
そういう自分のことも含めて、
地球全体の人間の歴史における罪という罪を
洗いざらい謝ったかのような感じがしました。
頭で冷静に考えたら
「あんた、何者？ 何様のつもり？」
と言われるかもしれませんが
説明できません。
「だってその時は本気で
謝んなくちゃ！
って、
そんな感じがしたのです」
としか言いようがありません。
そういえば今年の夏の初め、
過去の天皇に成り代わって謝ったこと、
あったなぁと思い出しました。
（第三部046話参照）
第三部046話 「ごめんなさい！と謝る」（元伊勢の始まり６） - 世界平和ｼﾘｰｽﾞ 魂と身体からのﾒｯｾｰｼﾞ 自信ﾒｿｯﾄﾞ・Smileゆり（柳澤由理）
不思議だけれど、
そういう感覚になることだって
あるのだと思います。
続く
