Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

世界平和第二部065話(終戦知らず2) 「おじいちゃんが言いたかった事」

 

 Nさんのおじいさんのお話を聞いてから

一週間ほど経った頃、

知人のKさんに会って

「世界平和とシンクロニシティの不思議 下巻」をお渡ししました。

 

ついでにお昼ごはんを一緒に食べて、喫茶店でお茶をしている時です。

 

Kさんとお話をしている時に、ふっと

「Nさんのおじいちゃん」のことを思い出してお話しました。

 

かいつまんで説明すると

Nさんは上巻本を読むのが止まったこと、と

その次には小野田さんのことが書いてあるよ、と知らせたこと、

するとNさんのおじいちゃんは小野田さんと同じだった、ということです。

 

「へぇー」とKさんは言いかけて、

ふと自分の隣に知り合いの方が座っておられる、ということに気づきました。

 

「あら。@さんじゃないですか? こんにちは」

と、挨拶をし、お話をされました。

 

Kさんと隣の席の方とのお話が交わされるので、

私はふとスマホが気になり、開いてみました。

 

するとNさんからメッセージが入っていました。

 

それも、今しがたKさんと話していた

「Nさんのおじいちゃん」の話の続きのような内容です。

 

「ゆりさん、今朝テレビをつけていると、

戦争中の事を子供が話す場面がありました。

 

私はアイロンをかけながら父に話しかけました。

『ねぇ、お父さん、そういえばおじいちゃんの名前は何やったかな?』

父はおじいちゃんの名前と、それからなんと

明日がおじいちゃんの命日(!)だと教えてくれました!

 

私はそれにビックリしつつ、

『おじいちゃんは何歳で戦争に行ったの?』とか

細かいことを聞きました。

 

父は自分の父親(おじいちゃん)のことを
『しょうもない』とか『運が悪い人や!』と言っています。

私はそれが嫌で、父に

どうしても言いたいと思っていた事を言いました。

 

『お父さん、おじいちゃんのことを

しょうもない、運が悪いって言うけど、そんなん言うたら、可哀想やん!

最後まで日本と私達家族のために戦ってくれたんやから。』

って、父に言いました。


そしたら父は

『そうやなぁ、戦争やから、仕方ないもんな』

と言いました。

私は父の言葉を聞いて、泣けてきて仕方なかったです。

『おじいちゃんは運が悪い』っていうレッテルを剥がしてやりました。

そう言わせてくれるタイミングが来たことに感謝です。」

 

と書いて送ってくれました。

 

私はそれを読んでビックリしました。

 

「えー!?

明日がNさんのおじいちゃんの命日なんですか?

すごいですね! それに、

おとうさんの『おじいちゃんは運が悪い』

という思い込みが外せてよかったですね。」

 

Nさんからすぐに返事がありました。

「そうですよね!

『運が悪い』とは聞き捨てならず!

おじいちゃんは私に言わせたかったんだと思います。」

 

そこで私はNさんにおじいちゃんがお亡くなりになった所について尋ねました。

 

「ロシアと中国の国境辺りらしいです。

終戦の知らせを聞いてないまま、戦い続けて、

榴弾で亡くなり、骨もみつからなくて。」

 

f:id:yulilove:20191127225304j:plain

ロシアの鉄道トンネル(イメージ)

私はそれを聞いて、

「そうだったのですね。

でもおじいちゃんは魂だけ日本に帰られたと思います。」

と返しました。

 

Nさんは

「そうだと思います。

おじいちゃんに頭をよしよししてもらっているような感覚があります。」

と返事をくれました。

 

 

その瞬間、Kさんのお隣のお知り合いの方が

「それでは」と言って帰られました。

 

Nさんからのメッセージが一区切りつく頃に、

Kさんのお隣の方が、すっと帰って行かれるタイミングに驚きました。

 

それでKさんに

一連の偶然なタイミングのお話をしました。

Kさんは「素敵なシンクロですね」と驚かれました。

 

そしてそろそろ帰りましょうと言って、駅でお別れしたあと、

Nさんにも、一連のタイミングをお知らせしました。

 

すると、Nさんもびっくりして

「そうやったんですね、びっくりしました。

みんな、潜在意識でつながっているのかもしれませんね」

と返事をくれました。

 

Nさんの許可もいただいたので、

帰宅してパソコンでこの一連のことを(前話と今話のこと)

書こうとして、

泣けて泣けて仕方ありませんでした。

 

まるでNさんのおじいちゃんが「ありがとう」と言っているかのように思えました。

 

 

自分の息子が自分の事をずっと「運が悪い」と言っていたのを

聞き捨てならなかった、

言いたいことがあった、

それを、自分の命日の前日に、

孫のNさんのくちから

「そんなことはない!」と言ってもらえたのです。

 

翌日、Nさんはお父さんと一緒におじいちゃんのお墓参りに行かれたそうです。

 

それを聞いて「お墓参りに間に合ったなぁ」と思いました。

そして、

「Nさんのおじいちゃんは、

これで思い残すことはないのではないか」と思いました。

 

それから1週間たった頃、

続く