世界平和第二部021話 出発前の落ち武者(淡路島2)
淡路島に行く前日29日は、早い目に家を出てきたので時間が余り、
「淡路島・鳴門」というガイドブックをみつけて買いました。
それを買うことにしたのは、
1つ目には、その本を手に持ったらおならが出た(笑)ということと、
2つ目には、本を開いたらすぐに伊弉諾神宮のページが出てきたということ、
3つ目には、その隣のページに「巨石」の写真が掲載されていて、
見て見たら「岩上神社」と言うのが紹介されており、行ってみたいと思い、
買うことにしました。
夕方にMさんと合流して、Mさん宅に行き、泊めてもらいました。
Mさんの手料理の筍のパスタは非常に美味しくて!
ハートが持っていかれそうになりました。
(Mさん、ありがとうございました)
翌30日の朝、目が覚める頃、
地面に埋められた落ち武者のような人がうめいている夢を見ました。
「家族のため」
「お館さまのため」
「誰々のため」と言って戦って負けたようです。
彼らは戦ってはいましたが、
心の中は平和を求めているのが伝わってきました。
私はその人に向かって手を合わせて「般若心経」をあげました。
すると、埋まっている地面の蓋があいて、
その人が地中からするっと抜け出せたかと思うと、空に上っていきました。
「あー昇天されたかー」と見送っていると、
今度は同じような面もちの人が地中から抜け出して
宙に浮かんで昇天していきました。
するとそれが一人二人ではなく、
どんどん次から次へとその穴のところから
抜け出しては宙に浮かんで昇天されていきました。
そのうちに落ち武者の方々が昇天されていく速度が
速くなって、数珠つなぎになり列をなして昇天していかれました。
何十人見送ったことでしょうか。
気が付けばその場面は終わり、私は目が覚めました。
伊弉諾神社は「国生みの神話」の所なのに、
なんで「落ち武者の夢」なんかを見なければいけなかったのか?
と思うと不思議でした。
起きてからMさんに
「こういう夢を見た」ということをうまく説明できないし、
また、出発の明るい気持ちに向けたかったので、
落ち武者の話は言いませんでした。
なんで落ち武者なのか?がわかったのは後の事です。
続く