【仮説】呼吸で心が定まる
もう秋が深くなってきた。
今朝、起きる時 寒くなってきたので
身体が固いことがある。
☆
そんな時、固いところを探さずに
「気持ちがよくなるように動いてみて」
と、身体さんに頼んでみると
やわらかーに、ゆっくり動いてくれて、
ふぅーっと 息を吐く。
☆
知ってる人もいると思うけど
「深呼吸」は「無理していっぱい吸う事」ではない。
「深い呼吸」なんだ。「無理呼吸」ではない。
それには
「吐く」ことから始めると無理がない。
☆
先日 ある人の話し方が
ずーーーーっと 途切れのない、息継ぎすらないまま
ずーーーーーーっと 話されていた。
☆
ずーーーーーーーーーっと 続いていくので、
相づち の 入る余地すら なくて。
多分、話されている方は 話し相手(聞き手)の事を
忘れて、自分の頭のなかで こうやってこうやってと
延々と取り組まれていたことを 片っ端から話されていて
自分の世界に 入りこまれていたんだろうなぁ
という感じがします。
☆
でも それで いい。
☆
そういう話し方 そのものに その人の状態が
そのまま 現れていて、それはそれでいいと 思う。
☆
余裕のない人は 余裕のなさが 出ていたらいいし
悔しい思いを抱えている人は その悔しさを抱え込んでる風が
そのまま出ていたら、それはそれでいいと思う。
☆
でもそれを 相手にどう伝えて仕事で一緒にやっていくか
というのは また違う問題なんだな、きっと。
☆
これこれ、こういう事があって、私はあなたにこういう怒りを
感じているんだけど、でもね、それをなかなか言い出せなくって
葛藤しているところなんですよ。
・・・・なーんて 楽に話せる訳がない。
☆
だって、話す相手は、葛藤の相手ですよ。
怒りを感じている相手に向かって 怒っているということや
これこれをどうにかしてくれ、とか、依頼するのってなかなか
難しいことじゃないですか~。
☆
そういう時、息がつまっているんだ。きっと。
☆
相手に向かって
「話したって わかってもらいっこない~」という恐れや
今までにも話そうとして うまくいかなかったことなんかを
思い出して、凹んだりする。
☆
そういう時だから、こそ、まず呼吸をしてみよう。
息を吐く~。
なんでかっていうと分かってもらいっこない、と
どこかで思っている相手に 向き合うと
それだけで 息をとめてしまうから。
それで
息を吐きながら 感情を感じてみて~。
☆
感情を感じた時に
どこかで 感情感じたらいかん! って思って
抑えるから、
息を止めるんだ。
☆
息を吐いて~。
☆
大泣きしているこどもや
夜泣きしている赤ちゃんは
ひきつらせながら 息を数回吸って
それから ぎゃあーと 大きく息を吐くような吠えるような
泣き方をしている。
☆
だから あれは 泣いているんだけど
大人が泣いているのとは訳が違う。
あれは 吠えているに 近いものがある。
あれは はっきり言って 歌唱に近い。
歌唱と言ってさしつかえがあるなら、肺活動と言ってもいい。
☆
あの 大泣きを した子どもと
大人から だめだと言われて 我慢しちゃった子どもとは
何が違うか?
というと
あの、思いっきり大泣きする時の肺活動経験をしたか
していないか、だよ。
☆
反抗するこどもの てこずらせる、駄々をこねる動きは
実は
身体の発育になくてはならない動き、なのかもしれないよー。
☆
あの反抗期の 手が付けられない、てこずらせがない子は
駄々をこねる動き、胴体を思いっきりねじる動きを
していないということになる。
☆
それは 物凄い胴体の運動なんだ。
それを経験していない子というのは、胴体の強さの点で
違いがみられるのではないだろうか?
☆
息をしっかりと吐くと
もしかしたら大泣きがおさまるかも。
まわりの大人がきちんと息をしたら
大泣きがおさまるかも?
まわりの大人がきちんと息をしたら
こどもの反抗も 早くおさまるかも?
☆
反抗に手を焼く大人が 子どもの感情を抑えようとするとき
もしかしたら、呼吸をつめているのかもしれないよー。
☆
人に逆らう癖のある(こどもじゃなくて)大人も
もしかしたら むん!と口元で力をいれて
頑張って 人のエネルギーを遮るということを
しているのかもしれないよー。
☆
もしかしたら、呼吸一つで、心の乱れがおさまるのかもしれないよー。
まだ、仮説です。