セラピストのつぶやき トラウマとからだの記憶解放 柳澤由理

もうなんでこんな人生なんやと思ったら宇治のゆりさん所まで来なさい。

ひろみの青い空10

ひろみはひとしきり涙を流すと背中をさすってくれている史子に気がつきました。
「ひろみ、これを飲んで」
ひろみはおばの史子から渡されたお茶を飲んでゆっくり息を吐きました。
「あんたはいつもいきなりワァーとなるんだから、私はビックリするわ。」
「おばさん、ごめんなさい。」
「いいよ、それより落ち着いた? うん、大丈夫だからね。」
「おばさん、わたし、お母さんと相性が良くないんやないかと思う。」
「何、言うてんの。アホな子ね。」
ひろみは口をとんがらせて史子の話を聞いていました。
「ひろみ、ひろみとあんたのお母さんはそっくりよ。」
「そっくり?」
「あんたのお母さんがこどもだった時、今のあんたとそっくり。」
「え?そうなの?」
「そうよ。怒る所から感情の高ぶらせ方までそっくり。」
「え、お母さんは頭ごなしに私に怒るわ。」
「だから、それは似てるからよ。」