Smileゆり(柳澤由理)のはてなきブログ

魂と身体から自信を取り戻す・世界平和のメッセージ

第五部11話 日泰寺再び(二度目の日泰寺1)

話は前後しますが、高知の御厨人窟に行くことが決まったすぐ後に、主人が言いました。 「また休みが増えた。この日、どこか行きたい所ある?」 年末がせまってきたこの頃に、休みを申請していないのに、お休みが増えるというのは滅多にないことです。 その時…

第五部10話 2022年の「後七日御修法」最初の日

昨年の2021年の1月は東寺の「後七日御修法」の最後の日、つまり「御修法の結願」の日に東寺にお参りしました。 (今回は写真を多くし、言葉ではあまり語らずにします。) 今年は何となく「御七日御修法」の始まりの日に東寺に行きました。 温かな日で助かり…

第五部9話 岩屋神社の磐座

第五部9話 岩屋神社の磐座 年が明けて正月二日には何人かの友人の「お奨め」である「岩屋神社」にお参りしました。 友人の話では「岩屋神社」は京都の山科一之宮で、奥の院が特に良いということでした。 なんでも陽岩と陰岩の二つの大きな磐座(いわくら)…

第五部08話帰り(御厨人窟8)

御厨人窟の近くの最御崎寺(ほつみさきじ)で、 「神仏の世界は近くにあるのだよ」という声を聞きました。 要約すればこう言うことです。 ・・・・・・ 神仏の世界は遠くにあるものと思ってけれど 神仏側から見ると、我々の世界はすぐそばにあり、 我々が「…

第五部07話 うめきころげまわる 最御崎寺2(御厨人窟7)

四国八十八ヶ所の24番札所、最御崎寺(ほつみさきじ)にお参りしました。 本堂を上がったところには素晴らしい雲と龍の彫がありました。 その時その下あたりに(本堂の右側) 赤い仏様「びんずる尊者」(びんずるさんと呼ばれている)の像がありました。 龍の彫…

第五部06話 最御崎寺1 (御厨人窟6)

御厨人窟(みくろど)、神明窟、灌頂ヶ浜を見た後、最御崎寺(ほつみさきじ)にお参りすることにしました。 そこは山の上の方にあるので、車で行く必要がありました。 (時間の関係で) 駐車場に車を停めたら、お寺への石段の横に「お迎え大師」の像が立ってい…

第五部05話 神明窟(御厨人窟5)

私は、御厨人窟(みくろど)でお腹に宇宙を感じました。 それから御厨人窟を出て、そばの神明窟に入りました。 そこは空海さんの修行の場として使われたそうです。 ここは神明宮があり、 祭神は大日孁貴(おおひるめのむちのかみ)(天照大御神のこと)が祀っ…

第五部04話 御厨人窟 (御厨人窟4)

御厨人窟(みくろど)の前の空き地に車を停めました。 御厨人窟の写真 御厨人窟と神明窟。 二つの洞窟が左右に並んでいました。 現地の案内板の説明では、この洞窟2つ合わせて「みくろ洞」と呼んでいるそうです。 最初に御厨人窟に入りました。 そこは若き…

第五部03話 淡路島を通り抜けて(御厨人窟3)

2021年12月中頃の連休の一日目、コンビニで調達した朝食を食べて 神戸のホテルを出発しました。 神戸から淡路島に入りました。快晴でした。 淡路島への橋を通る時、空も海も青かったです。 気象情報によると、すぐそばに雨雲が来ていて雨が降っているはずな…

第五部2話 出発(御厨人窟2)

洞窟から外の空と海を見る 御厨人窟の説明看板 第五部02話 出発(御厨人窟2) 2021年の12月の中旬の平日の夕方に 私は二人分の旅の荷物を持って、主人の実家に行きました。 主人の義母さんの手料理を主人と二人でいただきました。 その後、主人の義父さんの車…

第五部01話 淡路島が練習?(御厨人窟1)

話が前後しますが、 淡路島のおのころ島神社にお参りする日が近づいたある夜、主人が言いました。 「なぜか12月に仕事の休みが増えた。それも連休なんだ」 へー、と思いながら聞いていると、 「どこか行きたい所ある?」 と言うのです。 その時ふと浮かんだ…

第四部50話 運命の二人(真名井御前と空海11)

自分で思っているだけなのか? それとも本当に「使命」があったのか? 誰にも証明することはできないのですが、 おのころ島神社の鳥居 私は眞名井御前(如意尼)と弘法大師空海さんのお二人の魂を 淡路島のおのころ島神社に運ばせていただき、 お二人の魂の…

第四部49話柳澤城跡地と岩上神社(眞名井御前と空海10)

おのころ島神社のお参りが終わると 日が斜めに傾いてきました。 岩上神社に行くなら、早く行かないと日が暮れてしまう。 私たちは車に乗って岩上神社に向かいました。 前に友人と岩上神社に行った時は、わかりにくい山道を辿りそこが「柳澤」という地名の所…

第四部48話おのころ島神社(真名井御前と空海9)

甲山大師、神呪寺をお参りした数日後、主人と一緒に車で淡路島に行きました。(日帰りです) 淡路島、おのころ島神社 行き先は「おのころ島神社」 もし 余裕があるなら、「岩上神社」にもお参りし、 そこの近くに「柳澤」という地名があるのでそこにも立ち寄…

第四部47話 甲山の神呪寺(真名井御前と空海8)

山の中の道を歩いて行き、 途中で道を教えてくれたおばさんの言うとおりの 「こんな道歩いて行って着くんやろか、と思うような道」 を歩いて行くと、甲山大師神呪寺が正面に見えてきました。 神呪寺は通常「甲山大師(かぶとやまだいし)」と呼ばれるそうで…

第四部46話 甲山大師神呪寺への道(真名井御前と空海7)

調べてみると、甲山大師神呪寺への行き方はいくつもあるのですが、 甲山大師神呪寺のウェブサイトのアクセスページによると 時間のある方は阪急電車の甲陽園駅で降りて歩いて来られるのもいいでしょう、 というふうな事が書いてありました。 その行程で行く…

第四部45話 新しいカーナビ(真名井御前と空海6)

第四部45話(真名井御前と空海6) その「神呪寺」へ行く日が近づいたある日、 友人からメールがきました。 イメージ画像(車の窓から犬) 「飼い犬の体調がおもわしくないので、 その日、神呪寺にいくのをキャンセルさせてください」 ということでした。 私…

第4部44話 踊る立体曼荼羅と最敬礼の朝(真名井御前と空海5)

東寺の早朝特別参拝に参加した日の夜のこと、 その日は朝からずっと出かけていたので、くたびれたのか早く床に入りました。 それから、立体曼荼羅の夢を見ました。 曼荼羅の絵 1つの仏様の周りを 輪になった仏様がぐるぐると廻っていました! 「踊る立体曼荼…

第四部43話 東寺の早朝参拝(眞名井御前と空海4)

東寺の早朝特別参拝の日がやってきました。 朝の5時だか6時だか、の、お日さんがまだ登っていない未明の頃に起きて 朝ごはんを食べて、電車に乗って行きました。 一般の観光の受付より前の時刻に、「早朝特別参拝」をしました。 誰も歩いていない東寺の庭を…

第四部42話 神呪寺に変更(眞名井御前と空海3)

しばらくして、友人Mさんから 「『眞名井神社に行こう』という話になっていたけれども、 宿泊がとれないので、代わりに『神呪寺(かんのうじ)』に行きませんか?」 というメールがきました。 たまたまですが、その時、友人の車のカーナビが壊れてしまい、 …

第四部41話 東寺と眞名井神社(眞名井御前と空海2)

ある時、主人が「こんなのがあるよ」と言って見せてくれました。 それは「世界遺産東寺の早朝特別拝観」でした。 https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=4003 開門前の静寂に包まれた早朝の東寺の境内を案内付きで拝観できる、というものでした…

第四部40話 眞名井神社に御礼が言いたい(真名井御前と空海1)

昨年2020年の5月に友人と籠神社、眞名井神社に行きました。 過去の記事にも書いていますが、 https://yulilove.hatenablog.com/entry/2020/05/23/115532 https://yulilove.hatenablog.com/entry/2020/06/03/073251 振り返って書きます。 (関連があるのです…

第四部39話 玄奘さんも闇を光に

玄奘三蔵の生涯を調べ、その物語を元に動画を作って行きました。 「玄奘の最期」で動画を終わらせるつもりでした。 「最期」の動画を作った時、玄奘さんが「般若心経」を漢語訳した経緯(いきさつ)について書いてある記述を見つけました。 唐の皇帝、太宗が…

第四部38話 お地蔵さん!(一切経の歴史8)

前回まで「一切経の歴史」シリーズで寶蔵院さん関連のことを書いてきました。 今回はその近くのお話を書きます。 私は空海さんの動画を描き出してから、宇治の黄檗にある図書館をひんぱんに利用するようになりました。仏教に関する書物を借りるためです。 空…

第四部37話 鉄眼プロジェクト(一切経の歴史7)

京都宇治、黄檗の寶蔵院では「鉄眼プロジェクト」というものが行なわれています。 寶蔵院ウェブサイトの「鉄眼プロジェクト」のページ https://www.hozoin.net/%E9%89%84%E7%9C%BC%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88 宝蔵院内の鉄眼版…

第四部36話 黄色の意味(一切経の歴史6)

今年2021年の春、宇治の黄檗の寶蔵院と言うお寺で、一切経の版木印刷の「版木」が国宝級の宝であり、蔵におさめられてるのを見せて頂きました。 白衣観音と般若心経 それがすごかったので、帰りに白衣観音さんの仏絵(これも版画)を書いました。 私が玄奘さ…

第四部35話 般若心経の贈り物(一切経の歴史5)

寶蔵院で「白衣観音様」の仏画を購入する時 「よかったら、こちらもご一緒に」と言われてもう一枚の紙を見せられました。 それは「般若心経」の紙でした。 お坊さんの話のあらましは、こうでした。 寶蔵院さんの蔵にある、印刷の版木のうち、一番よく刷られ…

第四部34話 白衣観音様(一切経の歴史4)

寶蔵院の一切経の版木がおさめられた蔵を見せて頂き、その蔵から出る時のことです。 数枚の黄色い紙で、仏画の版画が置いてあるのが見えました。 それは売り物としている、仏画版画の見本の紙でした。 白衣観音様 私の目に飛び込んできたのは「白衣観音様」…

第四部33話 鉄眼さん(一切経の歴史3)

宝蔵院はお経の一切経の蔵であり、印刷所でもあります。 300年前の一切合切の一切経を彫り込んだ(奈良の吉野の桜の木の版木だそうです)ものが物凄い規模で、置かれています。 当時、お経を手に入れるには、写経しかなかったんですね。印刷やコピーなんてな…

第四部 32話 一切経の印刷所(一切経の歴史2)

ある日、宇治のお友達がSNSで 「昔、お経の木版印刷をしていた頃の、木版の蔵」のお寺に行ってきました、 と記事を投稿していたのを見て、びっくりしました。 写真にはお経を彫り込んである古い木版がいっぱいある様子が写っていました。 宇治の黄檗には「黄…